私にとって大塚初の純喫茶は「いちこし」。
四葉のクローバーをかたどった装飾が可愛い。つつじの花に季節を感じる。
東京都豊島区南大塚3-52-3
これまで山手線なのに大塚駅には一度も降りたことがなかった。
天気の良い日だったので、池袋サンシャインでの用事の後、大塚まで歩くことにしました。
まずサンシャイン裏の造幣局。ここでお金を作ってるのよね? ドキドキしながら通り過ぎると、どこからともなく甘い香りが漂ってくる。道端で野生化したジャスミンの花でした。
ガードレールを支柱にたくましく育っています。生命の力ってスゴイ!
そして都電荒川線が見えると、線路脇には薔薇。花の子ルンルン気分で歩けば、あっという間に大塚です。
「喫茶いちこし」は南口の飲み屋街?みたいなところに普通にありました。
中は外からは想像できないかも。
天井は深い深い青。まるで宇宙のようだ。
照明が面白い。黒くて丸い球体が下がっていて、その周りを裸電球が囲む。なんだか惑星みたい。
後で確認しましたが、球体はスピーカーでした。
クリームホワイトのがっしりした壁には茶色のアクリル板。
意味なんてない。実用性なんてない。単なる装飾。純喫茶が元気だった昭和の名残ですよね。
多少はその時代を生きてるはずなのに、まったく思い出せない。そんな時代、本当にあったのだろうか?
フュージョンらしき音楽がかすかに聴こえてくる。あまりにもハマリ過ぎ……。
かと思いきや、奥の席に座って、リモコンでテレビのボリュームをぐいぐい上げるママ ( ̄ー ̄;
一気に現実に引き戻されました。リアルタイムなワイドショーでした。
ところで、さっきから気になることが。たびたび背後から気配を感じていたのです。お客さんだろうか?
振り返ると、ガラス扉が風に揺れて、カタカタ鳴っていただけでした。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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