私の抱いていた赤羽のイメージ。
「孤独のグルメ」に登場する朝っぱらから営業している飲み屋。昼間から呑んだくれがフラフラしている。そんな感じかな、と。ロクに来たこともないのにね。
ただ実際散策しても、見かけるのは圧倒的飲み屋。レトロで昭和風情漂う小路には、「ミルクホール」の看板のかかった飲み屋もあった。「喫茶」に駆け寄れば、カラオケ喫茶ばかり。
ところが、所詮偏ったイメージ。あっさり覆されました。駅から歩きますが、西口にフルーツパーラーがあるのを知りやってきました。
東京都北区赤羽台3-1-18
戦前から続く果物屋「セキモト」に併設するフルーツパーラー「プチモンド」。駐車場付き。
生花も飾られ、清潔感があります。
荘厳なクラシック音楽が流れていて、特別な気持ちになった。
厚手のしっかりしたカバーのかかったメニューは老舗らしい。ペラペラのパウチ加工でないのはポイント高し。魅力的なメニューに迷うけど、フルーツサンドに!!!
ここにはフルーツサンド目当てでやってきたのです。
生クリームは甘さをぐっと抑えており、小さくカットしたフルーツがギッシリ。作るのに手間がかかっているのは一目で分かる。大変丁寧な仕事です。
今まで食べたことのない美味しさでした。いや、勝手に断言。今後もこれを超えるフルーツサンドには出会えないような気がする。
元気のない人がいたら、目の前にお届けしたい。そんな幸せフルーツサンドでした。
この感動をマスターにお伝えしました。
すると、カウンターからピンクのかわいいマッチを出してくれました。
えぇーー!マッチあるの?
全席禁煙なので、マッチがあるとは思っていませんでした。
「外のテーブルなら吸えますよ」
そうなんだー。また暖かくなったら来よ。
と思っていたのですが、すぐに再訪問。
前回泣く泣く諦めた(んですよ)ホットケーキを食べに。悪いのは純喫茶にぃさんのブログ。あのフルーツ盛りだくさんホットケーキの写真のせいなんだ!!!
フルーツサンド同様出てくるまで待ちますが、気にしない気にしない。むしろ楽しみ。
さすがのキレイな焼き上がり。実はこの写真では隠れちゃってるけど、フルーツとホットケーキの間に真ん丸のバターが置いてあります。なぜ丸?なのかはいまだ謎。
ホットケーキはみっちりフカフカで食べ応え充分。1枚でも満足できるボリュームです。
フルーツと交互に食べると本当に幸せな気分になります。メロンが完熟してて甘くて美味しい。
次回は何を食べに来ようか。やはりフルーツサンドかな。フルーツサンドなんだよ(しつこい)。しばらくはフルーツサンドはここでしか食べない、と決めた。フルーツ麺という謎の珍メニューも気にはなっていますが。(実際に食べた方の報告お待ちしてます)
さて、本題とはズレますが、プチモンドを出てから高架の向こうに渡ってみた。
弁髪、チャイナ服、サングラスのおじさんがキセルをくわえながら自転車で駆け抜けていきました。
なになに!? ラーメンマン?
また赤羽のイメージが塗り替えられてしまった。
プチモンド マッチ (2012年)
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
noraneko
一見、運ばれてきたとき、”…ん? パンが、パサパサ?”
に見えたんですが‥。一口ほおばると何とも一瞬にして幸せにつつまれました!
元気に、「こんにちはー」とマック持ち込みで入ってきた不思議なおじさんがいました。
当然のように珈琲のみ注文。
赤羽らしいなあ。と思いました!好きだなー。赤羽。
2018/03/24 URL 編集
エムケイ
マック持参のおじさん?
えーー? コーヒー飲みながらマクドナルドのハンバーガーを食べるとか?
2018/03/27 URL 編集