横浜が熱い!今年に入ってから、時間を作ってせっせと通っております。
街を知るためにはまず歩くこと。前回は黄金町と横浜橋通商店街。今回は日ノ出町スタート、イセザキモール、横浜橋、JR関内駅。日ノ出町界隈では冷や汗かきましたが、ディープ横浜を垣間見れました。
最後の締めは石川町。北口の「純喫茶 モデル」へ。
ここは「時をかける少女」(新バージョン)のロケ地であることを「散歩の達人」で知り、2年近く前に1回だけ行ったことあります。
神奈川県横浜市中区吉浜町1-7 (JR根岸線石川町駅北口よりすぐ)
2回目なので特に驚かないけど、初めて来たときは看板の多さに圧倒されたものです。
怪しいものから、コカコーラの普通のものまで。純喫茶表記が嬉しい。
広い店内にはお客さんがまばら。時をかける少女に登場した窓際の席には年の差カップル。すぐ近くの席に座りました。
盗み見すると、2人のグラスは空っぽで氷もほとんど溶けています。完全に2人だけの世界。
一昔前、いや二昔前は純喫茶モデルで待ち合わせ→デートというカップルがいっぱいだったんだろうな。愛を語らって何時間も過ごしたんだろうな。
なーんてことを妄想するのも楽しい。
ここはひまわりのテーブルが印象的です。イタリアから直輸入したもの。
昔は、同じサイズの向日葵の時計もあったんだって!!! 見たかった~!!! きっと夢ある空間だったんだろうな。今も充分素敵ですけど。
日は落ちてすっかり夕暮れ。店内はオレンジ色に染まっています。年の差カップルも帰ってしまい、お店の方に更に質問してみました。
モデルという店名について。今まで数多くの純喫茶に行きましたが、一回もモデルという名前の店にお目にかかったことがありません。これはぜひ由来を知りたいものです。
やっぱり、モデルといえばあのモデルでしょうか?
60歳前後のマダムが教えてくれました。
「ここに昔モデルになるのが夢だった人がいます」と手招きしたのは70歳~80歳のオシャレなご婦人。
なるほど~!モデルになりたくて純喫茶モデル。直球です(笑)。
「それでね、その夢が最近叶ったのよ。よかったら見て」と奥の席に案内されました。
写真家から「ぜひモデルになってください」とお願いされたそうです。モデルご本人が側に立ち見比べてみましたが、実によく撮れた写真だと思います。
レジスターも魅力的です~ (最近、レジをチェックするクセが)
以前はもっと遅くまで営業していましたが現在は17時まで。
「昔はこの辺りの人通りも多かったんだけど、今は北口の向こう(中華街側)に人が流れちゃって、こっち来ないのよ」とマダム。
そういえば、窓からタクシーが客待ちしてる様子が見えますが、あまり景気は良くなさそうです。
「うちはもう年だから遅くまではキツイのよ」ともおっしゃる。でも、奥の席でご家族みんなで楽しそうに談笑する姿を見てるとまだまだ!
これからも頑張ってくださいね。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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