八幡宿駅西口駅前の小さなビルがあり。1階の不動産屋と3階のレンタルルームに挟まれた2階の喫茶店「セピア」に入ってみた。
千葉県市原市八幡1016 (JR内房線・八幡宿駅西口駅前)
※閉店(2009年12月4日にコメントで教えていただきました)
「八幡宿、ってどこそれ?」的な方が大半だと思われるので、簡単に説明。千葉県市原市。JR内房線で、千葉と木更津のほぼ中間に位置する地味な駅。
私もこれといって八幡宿に用があったわけではないけど、駅名の「宿」になにやら淫靡なものを連想して途中下車してみた。
ただ、駅前の寂れっぷりはちょっと・・・。思い描いてたものとは随分違って(宿っぽくもなかった)、やっぱり降りるべきじゃなかったかな?と思い、諦めかけたそのとき見上げたら明かりが見えたので入ってみた。
営業してるのか半信半疑、で入店したら、意外や意外。結構お客さん入ってました。
60代くらいの地元のおじちゃんの集団。家族連れとか随分アットホームな感じ。にんじんが一面に置かれたテーブルもあったけど、ここで仕込みするのかな?
半分くらい(それ以上?)ゲーム機テーブルでした。
ナポリタンを注文しました(飲み物付き)。ナポリタンはすっごいボリューム。ケチャップたっぷりで真っ赤。一瞬わーい!となりましたが、これ・・・。ケチャップたっぷり過ぎる・・・。う~~ん、全部食べるの厳しい。ってことで、ゴメンナサイ。半分近く残してしまいました。
壁の落書きがあった。中学生が机に書いたりするような。随分懐かしい。
ここ最近、改めて考えてみた。「なぜ純喫茶巡りをするのか?」ってこと。最初はなんとなくだったけど、それをブログに書きながら、徐々に見えてきたものがあります。
別にコーヒーが飲みたくて喫茶店に入るわけじゃなくて、自分の妄想するシチュエーションを実現するために純喫茶に行くのかも?
シチュエーションはいくつかパターンがあるけど、1つには「あてもない一人旅。ふと思い立ち、途中下車し、寂れた駅で出会う純喫茶」ってもの。(イメージとしてはつげ義春の漫画の世界。あっちは純喫茶じゃないけど)できたら、事前にネットで情報などないほうが好ましい。
この「セピア」ですが、壁には城の写真がたくさん飾ってあったり、窓辺にはいくつもの植物、漫画の棚には漫画ぎっしり。麻雀ゲーム機のテーブルも現役で稼動。実は写真には撮ってないけど、私の席の後ろのスペースは区切られてて 年齢不詳の女性、男性らがゲームに熱中しておりました。中学生のとき高校生のお兄さん方に連れて行かれた喫茶店がこんな感じだったなぁ・・・。当時、喫茶店でドキドキしたのを覚えてます。
「途中下車した寂れた駅で出会う純喫茶」バージョン、始めの一歩としてはまずまずです。ただ、まだ、もっとあるんじゃないか?と贅沢にも思ったりして。また別の機会に別の駅で途中下車してみよう。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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