【小樽】純喫茶 光

純喫茶 光」は小樽都通り商店街のアーケード内にある。創業昭和8年で歴史があり、有名であり、店の前では記念撮影をしている観光客もいた。

外観

純喫茶 光

北海道小樽市稲穂2-11-8 (小樽都通り商店街)

小樽の街の景観にしっくり溶け込む、レンガ造りの趣ある建物。

たしか店内は撮影禁止だったはず。

喫茶コロンビア、純喫茶つどい、日本銀行旧小樽支店見学等少しの観光の後、最後の最後に純喫茶光へ。この後、JR快速エアポートで新千歳空港、東京に戻る予定。時間ギリギリまで、ここでゆっくり過ごそう。

看板 看板 都通り商店街に立つ看板 入口

隙間なくギッチリとガラスケースに整然と並んだ骨董品。ガチャーンと音が鳴るレジスター。相当な年代物だと一目で分かる。壁には3つの亀の大きな剥製が存在感たっぷり。港町らしく船の舵も。

嶽本野ばらの「カフェー小品集」が置いてあったので手に取った。随分前図書館で借りて読んだことがあるが、再度。
この本の中に純喫茶光を舞台とした恋愛短編小説が載っているのだ。

赤いベルベティーンが貼られた壁は程よくくすんでいます」という記述があったので、改めて壁にじっくり目を凝らす。たしかに壁には赤いベルベティーンが貼られているようだ。ところで、ベルベット、ベロア、ビロード、別珍、ベルベティーンの区別はあるのだろうか?(どうでもいい話ですが)

そういえば私がこの純喫茶光を知ったのはこのカフェー小品集だった。小説の中では雪が降る時期の、人のいない静かな店という印象だが、実際は人々で席が埋まっており、観光客でいっぱい。

お客がいなければ純喫茶は経営が成り立たないのは承知してますが、もう少し閑散としていて欲しかった。勝手な願いですけどね。

コーヒーを頼んだら、カステラも一緒に付いてきた。スプーンには2個の角砂糖。

コーヒーは濃い目。昔ながらのコーヒーの味を守っているようだ(カフェー小品集にもその記述あり)。個人的にとても好きな味だ。小樽の純喫茶3店では一番美味しいと思った。

時間があれば、向かいの「美園アイスクリーム」も入りたかった。大正8年創業で、北海道で初めてアイスクリームを販売した店のようです。

コロンビアが創業62年、純喫茶光が78年、美園アイスクリームが92年。小樽は歴史ある店が多すぎです!!! 残念だが、帰りの飛行機もあるので、ここが最後の店になりました。小樽では純喫茶は時間の都合上3店しか入れませんでしたが、きっとまだまだ他にも素敵な純喫茶があるに違いない。

純喫茶光マッチ
純喫茶光マッチ (2011年9月)

利用金額

  • コーヒー(カステラ付き) 530円

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