純喫茶は行ける時に行っておきたい。
北海道旭川市常盤通1丁目 旭川商工会議所1F
2020年11月閉店
小樽の「コロンビア」が8月31日に閉店し動揺したのですが、3年前に旭川の名店「めるし」が閉店した時も大いに動揺しました。
砂川で純喫茶3軒入り、滝川「ルビアン」の後、「めるし」のためだけに旭川へ向かった。
「旭川で純喫茶巡りをするなら最低1泊2日以上は必要」と友人から聞いていました。
こんな風にオマケで行くんじゃなくて、改めて別の機会をもうけて旭川で純喫茶巡りをする事も考えないわけではなかったのですが、次の機会? 何年後?
いつになるか分からない旭川行きを待っていたら、お目当ての純喫茶は閉店してしまう。これまで何度もありますからね。
当時は「めるし」が閉店するなんて考えもしなかったけど、勢いで行ってしまいました。今思うとそれも間違いではなかった。
結局は最初で最後の訪問となった「めるし」。甘い記憶をここに書き残しておきます。
勝手に独立した一軒家喫茶だと思い込んでたんですが、実際は駅から離れたロータリー(?)に建つ旭川商工会議所の1階にあります。
シルバーのメタリック感。スペーシーなペンダントライトと濃い黄色のカーテンが組み合わせが素敵。
乙女な花柄の椅子。
背もたれには白いカバー。「めるし🌸」の刺繍が入ってます。
字体も可愛いですね…一気にハートを射貫かれました。
外の装飾テントとこの刺繍入りの白いカバーが、私にとっての「二強ときめきポイント」でした。
窓から差し込む強い西日。
装飾テントは外観だけでなく、店内でも存在感を発揮してます。眩い光が透ける赤と緑色のテント。
「めるし」の閉店後、ほぼ居抜きで「Cafe Credo」という別のカフェになったのですが、装飾テントと刺繍入りの白いカバーだけ無くなっていたそうです。「二強ときめきポイント」が無くなったんですね。
純喫茶にぃさん曰く「装飾テントがないからか凄く眩しかった」
装テンは単に目を引くチャーミングな装飾ではなく、実用的に日よけの意味もあったんですね。
その後、ほぼ居抜きのカフェはどうなったのか調べてみたら、閉業していました。
緑と赤の2色のWクリームソーダが名物でしたが、凄くお腹が空いていたので、幕の内弁当を頼みました。
割り箸にも店名入り。
味噌汁とお茶付
これは当たり! めちゃくちゃ美味しかった。
当時のメモ「エビフライは揚げたてサクサク。味噌汁は上品な味」
食後のコーヒー。カップ&ソーサーには店名入り。
「めるし」が「merci」だった事をこの場で知りました。フランス語で「ありがとう」。アイヌ語だと「ヒンナヒンナ」ですかね(^_^;)?
「懐かしい感じがいいでしょう?」とニコニコしたおばちゃん店員(ママさん?)。
人参ジュースがサービスで付いてきました。これがまためちゃくちゃ美味しかった。
当時のメモ「甘くて自然な味」
メニュー表には店名入りの湯飲みの写真も出ていました。渋いけど可愛い。
「マッチはもうない」とお店の人はおっしゃってましたが、メニューに写真を載せてくれるのが有難かったです。
女子2人組の2色のクリームソーダをチラリと盗み見。
羨ましくないもんね(-_-;)! 幕の内弁当の美味しさ知らないだろう? キツネが葡萄を酸っぱいと負け惜しみを言う🦊🍇ノリで、軽く優越感。心の中でマウントをとる(^_^;)
ここも店内なのかな(^_^;)?
ドアを開けると商工会議所の共有スペースがあったんですが、どう見ても純喫茶の風景なんですよね。椅子もミッドセンチュリーだし、食品サンプルもあるし。
最近『ゴールデンカムイ』にハマってるので、この機会に北海道の喫茶店をいくつか書いておきますかね。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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