あのステンドグラスに会いたくて……
石川県七尾市藤橋町戌26-1 T・Iビル
大通り沿いの喫茶店ばかり続きます。七尾駅→雨あがり→スイス→エスト(今ここ)
外観がそっけなくて、あれれ~(^_^;)
しかし年季が入って変色した食品サンプルを見て、来て良かったと思う。
ゴルゴ13に出てきそうなお色気系の「営業中」が出迎えてくれます。
公証役場や税理士事務所といったお堅いテナントが入ったビルなのですが、大丈夫(^_^;)?
ドアを開けると、外観のそっけなさに反して、実に純喫茶的空間が広がってるじゃありませんか!
想像してたよりずっと素敵なんですけど……
こちらがお目当てのステンドグラス。純喫茶にぃさんがブログに載せていました。
私は勝手に「なにわステンドグラス」と呼んでいるのですが、大阪・十三の「喫茶なにわ」に同じステンドグラスがありました。花を手に持ったドレスの女性。
特に地域性はなく、全国各地の純喫茶で時々見かけますが、これまで私が見た中で一番きれい。発色が良く、神々しい。
たしかにステンドグラス目当てでしたが、全体的に純喫茶度が高い。凝った茶系のカウンターの美しさ、そこに立つザ・喫茶店のマスターが大変絵になっていました。
「どこでも空いてるので好きな席へどうぞ」
身を隠せる奥の席に座った。
ステンドグラスが見たくて来たのに、ステンドグラスが見えない席。
でも凄くいい雰囲気なんです。極めてオーソドックスで、これまでにも似たような内装の喫茶店にいくらでも入ってる。でも、平凡なようで平凡ではなく、味があり、琴線に触れる。
BGMも最高。程よい大きめの音量のイージーリスニングで優雅でゆったり。窓から車が通り過ぎるのが見え、これも一つの旅情でしょう。ドラマチックでした。
写真では伝わりにくい、現地でないと味わえない空気感でした。
「食事ですか?」と聞かれ、反射的に「いえ違います。飲み物で」と答えたら、「食事はやってないからね」
コーヒーにこだわりがありそうでしたが、コーヒーはすでに2杯飲んでる。ミックスジュースを注文しました。
断られるかと思いきや、すんなり注文が通り一安心。
カウンターからゴオーー!キィーー!と音がします。
グラスの上にポンとストローを乗せていきました(笑)。
純喫茶巡りで見逃しがちなのがお手洗い。
一軒目の「中央茶廊」ではお手洗いに入らなかったんですが、偶然ですがもの凄いタイミングでインスタのフォロワー・おやきさんが「中央茶廊」の投稿をしたのです。その中に素敵なタイルと床のお手洗いの写真が映ってました(T T)。
「好きに使ってください」と写真を提供してくださったので、ブログに掲載しました。
こちらはあまりにもお手洗いの入口が素敵すぎて、見逃す事はありませんでした。
重厚感のある扉はクッション素材でクラシカルな飾り付。左右にはステンドグラス。
店内で一番華がある場所です。
マスターの好みでしょうか? 入口の「営業中」と同じテイストのお色気系の「化粧室」のステッカー。
扉を開けると…
ここにも! 裏側でしょうか? 鏡に映り込んで左右反転しています。
タイルと照明も素敵でした。
店名の「エスト(EST!)」はフランス語で存在するという意味。何やら哲学的です。
【追記】フランス語ではなくラテン語かもしれません。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
紅茶っちゃ
2023/04/26 URL 編集
エムケイ
肩と肘が可動式になっています。
紐でぶら下がってるので、操り人形感が出てます(^_^;)。
色々設定を深読みしてしまいます。
化粧室のシールはたしかにOL風ですね。
最近ではなく、ひと昔前くらいの?
銭湯にありましたか~
東急ハンズで、なんか売ってそうですね。
今度売り場を探ってみようかな。
2023/04/26 URL 編集