レンタサイクルの9時まで朝の七尾を散策。
駅まで戻りがてらリボン通りを歩きます。
古い商店街って、こういう建物多くないですか?
廃墟みたいな無骨で横幅が大きい建物。
正面から見ると、小さい(笑)。くりんとした紫のテントが好みの「みやびMIYABI」
リボン通りのゲートが可愛い(T T)! 銀色に輝く大きなリボンの飾りが付いてます。
洋風の看板建築「春木屋」がわき道にあった。
こういうデザインは高度経済成長期では見かけません。もっと時代が古い、昭和初期でしょうか?
円柱にはタイル。
隣には旅館のようなオーラのある日本家屋。和洋のコントラストが面白い。
ぐるっと裏通に回ると、「春木印刷」。「春木屋」と関係あるのかしら?
窓には可愛いシール。
「貸本にしかわ」。「し」の字の古めかしさに時代を感じますが、今でも需要はあるのでしょうか?
私自身が貸本屋で本を借りた経験がありません。借りるのは図書館だと思ってるし、なければ本屋で買う、貸本で本を借りる、という発想がありませんでした。第一、貸本屋を見た事がありません。多分、これが初めて(^_^;)
うっすらと「売り本 月おくれ 雑誌格安」の字も読み取れます。
月おくれの本は普通返品するんじゃないのかな(^_^;)? 本の世界は色々厳しい制約がありそうですが、昔だからといって許されたとは思えないんですよね。
メインの通りへ戻ります。
どうしても気になるのが、「カントリーバーガー」「井田屋食堂」。どちらもすでに閉店してる雰囲気でした。
いい雰囲気のスナック「トレビ」の看板。
ドラッグストアから、ちょっと気になる建物が見え、左に曲がってみました。
紫のガラス扉と白いドアノブ。
可愛らしい字の「クリーニングおおもり」
縦に丸窓が3つ並ぶモダンな建物。
これ以上は特に惹かれるものはなかったので、再びリボン通りのメインの通りに戻ります。
8時半過ぎ。誰も歩いていません。
純喫茶!? 慌てて駈け寄るも、残念。蔦が絡まる美容室「清美」。
肉屋らしからぬモダンな建物「肉のなかむらや」。わき道が気になる。
カラフルなテントが並んでいます。
夜でないので営業してませんが、そこそこ現役感のある路地裏です。看板も新しい。ただ、探訪目線では現役感がある歓楽街は微妙にそそらないんですよね(我が儘)。
でも七尾は能登最大。念の為にもう少し歩いてみます。
思わず足を止めたスナック「Toki」。
ただ興味を持ったのは中途半端に新旧入り混じる建物のデザインではなく、店名の「Toki」なのです。
「Toki」というと、朱鷺ですかね。朱鷺は佐渡だと思っていたのですが、「本州最後のトキ「能里(のり)」は能登で捕獲され、繁殖のために佐渡トキ保護センターへ移されました。」という記述が石川県のトキの歴史のページに書いてありました。
奥は迷路みたいになってきました。真っすぐ進むべきか、左に曲がるべきか。いずれにしても両方行くつもりですが、まず左に曲がってみました。
「カウンター潤」の辺りでぐるっと回ると、ダートコーヒーと純喫茶みたいな店名「愛花夢」の看板が見えてきましたが、純喫茶ではなくスナックでした。もしかしたら元純喫茶でスナックになったのかもしれません。
秘密めいた奥まったドアには「貸店舗」。この辺から少し私好みの怪しい予感。
「♫ゆうこ♪」の隣!
アラビアみたいな、くねりとした形の窓とドア。これは怪しい…!
上の庇も同じくねりとした形状。怪しい統一感があります。この歓楽街で一番テンションの上がる建物でした。ドアが壊れてるみたいだし、もうやってないんでしょうね。
ただ、冷静になると怪しい店だと思い込んでるのは私の願望で、単にアラビア好きの店主がこういうデザインにしただけという可能性もあります。本当に怪しい店だったら、ドアが斜めになっていたり、迷路の奥の奥の目立たない場所にあるはずなんですが、リボン通りの入口からすぐの場所にありました。
飲み屋街を出ると、リボン通りの入口。3階が麻雀店になってる渋い建物に「千成」という居酒屋がありましたが、「売り物件」になっていました。隣も売地になってるし、能登最大にしてはあまり景気は良くなさそうです。
最後に、大通りをぐるっと回り、さっき歩かなかった飲み屋街の路地を歩きます。
鮮魚店の向かいにショットバーがあります。
「蜂の巣」とは物騒な店名ですが、センスのある看板。店内が気になります。
レンタサイクルの9時まで後10分だったので、ここで散策を終えるべきですが、能登最大の歓楽街にしてはイマイチ物足りません。天気も良い事ですし、もう少し歩きたい気分。事前にチェックしていた一本杉通りに向かうことにしました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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