能登純喫茶巡りの一軒目は、七尾市中央通りの「中央茶廊」。
石川県七尾市府中町12(中央通り)
中央茶廊facebook
日曜日は「純喫茶巡りの鬼門」。旅先ではいつも日曜日にどこに行くか頭を悩ませるのですが、「中央茶廊」は朝7時から営業している。これは「日曜枠」によいのでは?
しかし、安定感がある店≠安全パイ
そういう舐めた態度を取ってると、その日に限ってピンポイントで臨時休業になったりするもの。後で泣いても遅い。土曜日の朝一番、「中央茶廊」に向かった。
ここに来るまで店名が漠然としてるなあ…(^_^;)なんて思ってましたが、中央通りにあるから「中央茶廊」なんですね。立地とリンクしたド直球な店名はまさに純喫茶的です。
窓に「昭和28年創業」とある。そこまで古く見えないのは暖簾のせい(^_^;)?
しかし暖簾の内側は薄暗く純喫茶的なのです。三角の看板とドアには金文字で店名。
左手に食品サンプルがあり立ち止まって写真を撮っていたところ、自動ドアが勝手に開き、あわわ…焦っていると、奥行きがある広い店内。
店内にも食品サンプル。
雰囲気のあるカウンターには常連さんが2人座っていました。開店して30分ですが、すでに空気は「出来上がって」いました。
若干のアウェー感(-_-;)。
カウンターとテーブル席の間にパーテーション代わりのショーケースがあり、うまく身を隠せました(笑)。
気さくなマスターからメニューを渡された。
スペシャルティーコーヒーを自家焙煎しているらしい。焙煎機もある。
店名を冠した「中央茶廊ブレンド」にしよう。そしてトースト的なものでモーニングを…
「当店はモーニングサービスはございません」
ショック>< 朝早くから営業してるのにモーニングないの?
銅板ホットケーキがある!
ホットケーキはショーケースでも最上段の真ん中。一番目立つ場所に鎮座しています。これは推しメニューで間違いない。
アラモードやあんみつにも惹かれるけど朝だしね(^_^;)。
「母の時代は冬だけでしたが、今は一年中大丈夫です」
銅板は熱が出て暑いので夏はできないという店が多い。水沢「カナリア」、盛岡「パァク」も冬だけでしたが、こちらは季節を問わずいつでもホットケーキが頼める。
「少しお時間かかりますがよろしいですか?」
「銅板を温める時間をください(15分)」とメニューにも書いてありますが、美味しいホットケーキを食べるためなら、喜んで待ちますよ!
ならね(笑)? カウンター以外お客さんがいない今のうちに、店内撮影をしましょう。
造花の入った透明のケース。仕切り代わりにもなってるし、可愛い。店名も入っています。
ビュンビュン音が途切れ途切れに響くゲーム筐体。後から入ってきたお客さんがゲームをしていました。
壁は□と〇のアート。
奥にはシュールなレリーフ。花とデスマスクみたいな仮面はやや毒気があり。
見どころが多かったので、うっかり忘れてしまいましたが、お手洗いも素敵らしいですよ(T T)。上2枚の写真はインスタのフォロワーおやき(@hbc.oyaki)さん提供。
席に戻りホットケーキが焼きあがるのを待ちながらぼけ~と上を見ると、天井に埋め込まれてるのはクラシカルな絵柄のダウンライト。
たしかに店内レトロで素敵ですが、昭和28年創業にしてはそんなに古さを感じないなあ、と思っていました。だって70年ですよ? 壁や天井があちこち崩落しててもおかしくありません。ただ、こんな凝ったダウンライトは新しい店にはまずありません。改装はしてるかもしれませんが、それも最近じゃなくて30~40年前なんじゃないかと思います。あくまでも想像ですけどね。
ホットケーキ&コーヒー登場。
ホットケーキはカット済。少しふにゃってますが、食べると美味しい!本当に美味しい!
朝から旅先の喫茶店で銅板焼のホットケーキが食べられるなんて幸せです。
映画『君は放課後インソムニア』のロケ地になっており、こちらのお店も登場するそうです。
「ずっと言えなかったけど、やっと解禁になったから」
嬉しそうなマスターの顔が印象的でした。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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