【神立】レストラン陸橋

一応、駅から歩ける。行くべし！

最寄り駅は神立(かんだつ)。聞いた事ないでしょ(^_^;)？　土浦の隣駅です。

駅から微妙に離れてるけど、歩いて20分！

それなら行けそう？　行けそうじゃなくて、行けます。行きましょう(^_^;)！！！

昨年末の「じゅんじゅん会2022」の締めの「くれしえんど」で、茨城県にはドライブイン型のレストランが結構残ってるという話が出たのですが、その時、純喫茶にぃさんからお勧めされてたのが、これから紹介する「レストラン陸橋」。

純喫茶にぃさんのお墨付きはほぼ100％当たりなので、頑張って神立駅から歩いて向かう。

この先、無駄に長くなる事を予告します(^_^;)。せっかちで最後まで読めない方、茨城県でどこに行こうか迷ってる方、すべてにお約束しますが、「レストラン陸橋」は凄く良いです。

一度騙されたと思って行ってみてください。

では、本編始まり（えっ？ここまでは前置き？）。

陸橋の前にあるドライブイン型レストラン「陸橋」

陸橋のそばにある事は承知の上で訪れたのだけど…

看板の裏側がなくなってて、見つけられず、辺りをぐるぐる一周して、なんとかたどり着いた。

陸橋だから「陸橋」。この安直なまでのセンスが純喫茶。

最初「陸ノ橋」と読んでしまいました。

オレンジのくりんとカールしたテントが愛知＆岐阜の純喫茶みたいです。

メキシカンハットをかぶったおじさんキャラクターのコーヒー会社の看板。初めて見ます。

カピアンコーヒー。調べたら1990年に焙煎を開始したひたちなか市の会社。意外と新しい。

経年の寂れ感が琴線に触れる

外観からある程度期待はしてたけど、それ以上！

ドライブイン型レストランですが、ここは完全に純喫茶です。

それも私の大好きなひっそり寂れ系。整いすぎてもないし、雑然までいかない、適度にゆるい枯れ具合。バランスの妙。ピンポイントで私のツボにハマる。

（磐城棚倉「砂時計」に通じる世界観）

しかし店内には誰もいない。誰もいないのに完璧に純喫茶な空間がそこにある。密かな感動に圧し潰されそうでした。

外は曇り空。弱い光が差し込み翳りがある店内。しばしその場で立ち尽くしていると、奥からママさんが出てきました。

窓からは陸橋が見える。

天井からぶら下がる暖色の照明、ざっくばらんに漂う観葉植物、窓にはふんわりカーテン。枯れた風情が琴線に触れます。

漫画が並ぶ棚はカラーボックスを組み合わせたもの。昭和ファンシーキャラの戸が可愛い。

言い切っていいですか？

ここ１年くらいで訪れたドライブイン型レストランでは一番好み。

可愛く素敵な純ポイント

一々どこがどう可愛いか文章にするのも無粋なので省略。

メニュー豊富。ドリンク、食事、デザート

お腹空かせてきたので、しっかり食べるつもりで選んだのは、冬季限定のカキフライ定食。

これだけだと純喫茶気分が味わえないので、喫茶メニューも。

イチゴジュースがいいかしら？

でも過去の経験から、イチゴはメニュー表にはあっても、いざ頼むと、「今はやってません」率が高いので、期待はしないようにしないと。ドキドキしながら注文すると、あっさりと「はい」

えーー大丈夫なの(^_^;)？

ママさんは奥に消え、ガーーーとミキサー（ジューサー？）の音が響きました。

イチゴジュースはイチゴミルク味

待ってる間、トイレに行ったのですが、床の綺麗なタイルを眺めていたら時間が経ってしまい、席に戻るとテーブルにはイチゴジュース。

牛乳率の高いイチゴミルクですかね。甘くて美味しい。

奥からフライを揚げる音が聞こえてくる。

午後1時過ぎでしたが、客は私1人。混んでる時間に来てしまったヤバイと思ってたのですが、杞憂に終わりました。

BGMはリチャード・クレイダーマン風のイージーリスニング。

この場のひっそりムードとシンクロしていました。

カラリと揚がった熱々のカキフライ

箸袋は店名入り。

結構待ったんですが、それだけの甲斐があるカキフライ。さっくり揚がった熱々の衣の中身も大きなカキ。

今回は無理でしたが、いつかチョコレートパフェを食べてみたいです。

アイスがチョコレートアイスだといいんですが、ここでなら裏切られても許せます(^_^;)。

【参考記事】チョコレートパフェは白すぎる（2019/05/29）

お会計は入口脇の専用窓口。アール型になってます。

お店の人とお客との一線を引くスタイルにグッときます。

陸橋…？　歩道橋だよね。

笄崎(こうがいざき)歩道橋の上から「陸橋」を撮影。