元々この場所は、「シャノアール青梅店」でした。
東京都青梅市本町130 共栄・福島学園ビル2F(移転前)
2022年3月に建物解体のため閉店→同年6月移転オープン
訪問したのは2019年。
青梅駅前を歩いていたら、年季が入り鬼気迫るビルがあった。こんな所に喫茶店があったらいいのに……
望み薄の儚い願望。
イマドキ下調べでも引っかからない喫茶店なんて東京では皆無なのです。それもこんな目立つ分かりやすい駅前が放っておかれるわけない。現在の喫茶店情報の過剰さを呪い、さっさと通り過ぎようとしたのですが……
都バスが通り過ぎたら、見えてきたもの。
ええー!嘘!あったよ!
急いで道路を反対側に渡ったのですが、この新しい感じ。店名は「喫茶ここから」。うーん(-_-;)微妙かも…
でも、ビルの感じはそそる。
ビル探検で階段を上ってみることにしました。
このライトは!?
薄暗く細い階段の上に緑色のクラシカルなライト。壁は趣のある深緑のタイル、踊り場には宮殿風の装飾までついてる。あまりにも2階までのアプローチが純で面食らってしまった。
3階を見上げるも、上に上る勇気はなく引き返す。
「喫茶ここから」の入口。
古めかしいビルと不釣り合いな新しさ(笑)。しかしドアの脇には神殿風の柱。もしかすると、以前ここに純喫茶があって、閉店後に居抜きで「喫茶ここから」が開店したのかもしれない。それならあり得る。
広々~~!
木製パーテーションに遮られ、全体像を撮れませんでしたが、とにかく広い。おそらく青梅一広い喫茶店でしょう。
駅前の一等地でこんな大箱喫茶を新規で開店することは考えられないので、これはやはり居抜きだろうか、と思った。
窓からは駅前風景が眺められます。道路を挟んで向かいにも、年季入った鬼気迫るビルがある。
ハーブティーは400円。値段も安い。
それっきり青梅に行く機会もなく、こちらの事は忘れていたのですが、数日前の「シャノアール」繋がりで「シャノアール青梅店」の情報が浮上。2013年12月に閉店していたのですが、その後に開店したのが「喫茶ここから」。4年前に入ったあの喫茶店が?と思い出したのです。
居抜きっぽいのも納得ですし、駅前の一等地の広い喫茶店は「シャノアール」の特徴。
しかし、それ以外に「シャノアール」らしさを示すものは全くなく…。
元「ルノアール」だと丸わかりな立川の「ルーブル」とは真逆でした。
その「喫茶ここから」も2022年3月に閉店、同年6月青梅駅前の別の場所でリニューアルオープン。
変化が激しくて頭がついていけませんが、青梅駅前再開発による閉店・移転だとの事。
(訪問:2019年2月)
かつて「長崎屋」だった共栄ビルと福島学園ビル。Googleマップだと、「共栄・福島ビル」になってます。別のビルなのか、2つのビルを合体させたのものなのかは不明。
下高井戸の「さか本そば店」の「さか本ビル」も真ん中に階段があって、左右に入口がある。無理矢理くっつけた風になってるので、こういう歪なビルがあってもおかしくはありません。
「喫茶ここから」の窓から見えた向かいのビル。
今ではこれらのビルも再開発で無くなってるかもしれません。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
紅茶っちゃ
2023/03/01 URL 編集
エムケイ
ネットで浅く仕入れた情報で、サンダーバードと書くところでした。メールソフトになってしまいますね(^_^;)。
「忠実屋」のロゴ?
どんなだっけ? 調べたら、最高じゃないですか?
地域性もあるのか、実物を見た事がありません。
と思ったら、ダイエーに吸収されてもうないんですね。
2023/03/01 URL 編集