当然のようにそこにあり、大久保の風景だった。閉店するとは一度も考えた事がなかった。
東京都新宿区百人町1-24-16
2022年10月末閉店
大久保駅前の「ツネ」の事は、純喫茶巡りをする前から知っていました。
けど、ずっとスルーしていました。入りにくいので……
しかし、純喫茶巡りに本腰を入れるようになり、ここは一度入っておかねばと実際に入ったのは2009年。
その後も何年に一回か入ったのですが、気軽に入れる感じではないので、計5回ほどの訪問でした。
今月に入ってからツイッターやインスタなどで「ツネ」が閉店すると知ったのですが、そんなわけないだろうと思っていました。何度も情報が流れてきて、やっと現実になってきたのですが……
先日タイミング良く仕事で大久保に行く機会があり、これは神様の思し召しに違いないと、大久保での用事を終えた後行ってみました。
ところが、やってない!
10時ちょっと前です。モーニングを何度かした事があり、8時頃には開いてると思っていました。8時じゃなくても、9時。いや、もう10時になるでしょ? モーニングには遅すぎない?
もしや閉店日が早まったのか? しかし閉店の貼り紙はどこにもない。
その場でグーグルマップを確認。営業時間が11時~16時になっていました。
1時間ここで待つわけにはいかないし、一応仕事中(笑)。
残念ながら最後の訪問は叶いませんでした。
何度か訪問してますが、初訪問が一番印象に残っているので、旧ブログ(非公開)に書いた記事をそのままこちらに転載します。
大久保の「珈琲店 ツネ」。 一生入ることのない、心の純喫茶と決めていましたが、とうとう入ってしまいました。
大久保駅南口出てすぐ右に「名曲喫茶 カオリ座」という謎のドリンク&ライブラリーは 意外にすんなり入れたんですけどね。
私、ここは何度も通りかかってます。百万回は通ったんじゃなかろうか? ってのは嘘&誇張だけど、気分としてはそのくらい当たり前の景色だった。 少なくとも100回は軽く通ってます。
そして、その都度中を覗きこむ(ガラス張りだし)。
→お客さんいっぱい。
→カウンター内のマスターと目が合う。
→目をそらす。
→小走りに去る。たまに、こそこそ遠くから写真を撮る。
てなことをしじゅうやってたわけですが、この日はちょっとした理由で 入ってしまったのでした。(しかもモーニング) しかも珍しく店内お客さんが1人もいなかった。
入ってみてすぐ思ったのは、 100万回通り過ぎようと、外から丸見えであろうと、いざ入ると別世界だってこと。
外から何もかも見てるつもりでしたが、 実際、中からの方が100万倍くっきりはっきり外の様子が見えるんです。
今までの私の怪しい動作もまた然り。 帰りにマスターから「何回か見たことあります」と言われました(はずしい・・・)。
窓際のテーブル席に座って600円とちょっと高めな だけどひと手間もふた手間もかかってるであろうモーニングセットを食べました。 胡椒が利いたミニパスタが美味しい! これはお値段高めだけど、納得です。
食後の珈琲も。厚めのカップにたっぷり。
珈琲のお味もズバリ!私好み。
この時間、近くにある専門学校生の通学時間帯だったため、 ぞろぞろと歩く学生を眺めるのも贅沢な気分。1階ではあるけど高い位置にあるから見下ろすような感じ。
そして専門学校生が通り過ぎた途端、大きな声が聞こえてきた。
んっ!?
韓国人とおぼしき若き青年が、韓国語の歌を大声で歌いながら 自転車で走り去っていきました。
朝からシュールな光景です。
最後に。珈琲豆のテーブルはかなり位置が高いのにご注意。
そして、誇大表現多くてスミマセン。
(当時の営業時間・定休日)営業時間 8:00〜20:00 定休日 日曜
最後に入ったのは2020年4月。
メモを見返すと、9時前に来て一度フラれています(笑)。その後辺りをうろついて9時30分に入店したのですが、当時すでにモーニングセットはメニューにありませんでした。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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