愛すべき寂れ感。
岐阜県多治見市若松町1-21
喫茶&グリル さくらんぼ【公式HP】岐阜県多治見市
中津川がパッとしないので多治見に移動、前から気になってた「さくらんぼ」を訪問。
そこそこ期待はしてたけど、なんだこりゃ!
どんぴしゃ私の超ツボ!
まず外観から最高なんですが……
右から左から真正面から。色んな角度で眺める。
看板もね。ドライバーの目を惹くアイコンみたいなイラストもいいし、喫茶の喫の字の口が小さいのもレトロ感があっていい。
敷地内にはコインランドリーもあります。
「プチ」の再来。
岐阜県では純喫茶でコインランドリーの洗濯を待つという粋な文化があるのですね。2軒しか知らないけど。
英語でCHERRYなのかと思いきや、書いてあるのはSAKURANBO(笑)。店名「さくらんぼ」だから当然なんだけど。
丸いテントにも「さくらんぼ」の絵。可愛い!!!
そして、この看板よ!
完全にノックアウト! 入る前からキュン死にです><
34度の猛暑の中を延々歩いてきたけど、充分報われましたよ。
でも……
ドア開けっ放し!!!
34度ですよ? クーラーなし?
ここが凡百の雑魚なら、即座に中津川にとんぼがえりするところです。ただね、こんな最高の外観見せつけられたら、店内どんな暑かろうがサウナ状態だろうが入らずにはいられない。
覚悟して入店!
最高of最高🍒
ガランとしたのどかな寂れ感にキュン。純喫茶ってこういうのよね。好き、好き、大好き。
正面の窓辺だけは強く光が射しこむけど、他は薄暗い。
天井にはかなりの年代物の大きなシャンデリア。電気は消えてます。
それがより一層、寂れムードを盛り上げてて妙な味がある。いいな…
高低差があり、少し低い半地下のようなスペースがあり、窓の外がジャングル。
どこか南の島に迷い込んでしまったのだろうか……
小学生くらいの男の子が2人そこに座っていました。夏休み。お店の人のお子さんでしょうか。このゆるさも、大好き。
奥のカウンター前のテーブルではママさんと女の子が談話。
うろちょろと新聞を取りに行くおばあちゃん(お客さんなのか店の人なのか不明)。最高じゃないですか。
暑さを覚悟してましたが、案外平気でした。
私の席のすぐそばに扇風機を持ってきてくれたので。
その後、徐々に涼しくなっていったのです。おそらく扇風機だけではないはず。クーラーをつけてくれたっぽい。入るとき全開だったドアが帰りには閉まっていました。
フルーツソーダ🌴
中身のフルーツはバナナとビワ。なぜか、さくらんぼ🍒は無い。
「ビワは大丈夫ですか?」と事前に確認がありました。アレルギーがある人もいるかもしれないから、との事。ゆるい雰囲気なのに、結構ちゃんとしてます(笑)。
それにしてもビワとは珍しい。高いし、季節ではないのに……
メロンソーダ、結構濃いです。勢いよく吸い込みむせる。
中津川の純喫茶はことごとく閉店しまくってて、何のために来たんだろうと打ちひしがれたのだけど、そのお陰で多治見に行く気にもなった。「喫茶ゆう」のママさんとの多治見のタイル美術館の話も少し影響あります。すべては偶然なのだけど、これもご縁。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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