コインランドリー併設の赤い椅子が印象的な喫茶店。
岐阜県美濃加茂市太田町611-4
昨年夏は何度か岐阜で喫茶店巡りをしました。
岐阜といっても広いのですが、この日は下呂に行きました。下呂温泉、有名ですよね。何軒か気になる喫茶店があったので、試しに行ってみたんですが、さんざんな結果。もの凄い勢いでフラれました。日曜日だから悪いのか? でも観光客は日曜日にたくさん来ますよね。はあーあ。
下呂にはさっさと見切りをつけ、美濃太田に戻り、今回は時間がないので行けないと思っていた喫茶店「プチ」が再浮上したのです。
念のため、下呂を出る前に電話し営業時間を確認すると、「17時30分頃まで」。
行ける!美濃太田から長良川鉄道というローカル線に乗り、前平公園という駅で下車。
車がビュンビュン走る味気ない通りを延々と歩くと、看板が見えてきました。フォントがいい感じ。
でも、外観が。素っ気ない、新し目……。
駐車場にはコインランドリーがあります。喫茶店と同じ「プチコインランドリー」。
中を覗いてみると、純喫茶風の赤い椅子が乾燥機の前に置いてあります。純喫茶で使わなくなった椅子を持ってきたのかもしれませんね。
コインランドリーで洗濯、喫茶店で待つ。夢のようなシチュエーション。
たまにコインランドリーに行くことがありますが、待ってる間、手持無沙汰なので、喫茶店があれば、とつくづく思います。
PUCHI?これはローマ字でしょうか。プチはフランス語で小さいという意味で、Petiteのはずです。
さて入店。
いくぶん綺麗目ではありますが、純喫茶としての雰囲気は充分。
艶々レトロな赤いソファーが並ぶ、ゆったりした店内。赤は赤でも色々あり、柘榴のような黒っぽい赤もあったり、鮮やかな赤もある。
最初は全部同じ赤いソファーだったのでしょう。そのうち古くなり交換して、別の赤が紛れていった。そのように想像します。いずれにせよ、店主は赤が好きな事に間違いありません。
窓際のソファーが好みの発色の良い赤だったので、あえてそこには座らず、眺めるために遠く離れた席にいったん座った。
でも、なにかフィットしない感じがしたので、窓際の席へと席替え。窓から通り過ぎる車を見るのはいい気分ですね。
暑かったのでかき氷に心惹かれましたが、食事がしたかったのと、「プチ」の店名が付いた「プチ定食」があったので、こちらを注文。
(映えるメニューよりも何よりも店名を冠するメニューに食らいつきます・笑)
鉄板でキャベツと豚肉。ピリ辛。豚肉が分厚く肉々しいので、かみ切るのに苦戦しました。
漬物に白菜とメロン。メロンの漬物の存在は知ってましたが、まさか喫茶店で出てくるとは思わなかった。
愛知と岐阜ではお馴染み赤だし。暑い中外を歩いて汗をかいたので、ここで塩分を補う。
食堂としても喫茶にも便利に使える。新聞、雑誌、漫画あり。長居必至。男性のお客さんが何度も本棚と席を行ったり来たりしていました。近くに住んでたら、コインランドリーで洗濯しながらここで喫茶をしたいものです。
テレビでは五木ひろし。地元のロケをしているようでした。たしか長良川艶歌という曲を歌っていましたよね。もしやこの辺の出身なのでしょうか?
明るいママさんから、「ありがとうね!」
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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