加古川・日岡駅の線路沿い、半世紀の歴史ある「喫茶 だんだん」が2月末閉店。
兵庫県加古川市加古川町大野45-1
2022年2月28日閉店
「だんだん」の記事は2回に分けて書きます。あれー!これー!外観も内装も華があり凝っていて、見どころたっぷり。キャッキャ盛り上がりましたからね。当初は1つの記事で書くつもりだったのですが、延々長くなってしまったのでスッパリ諦め、分けることにしました。
建物も凄いんですが、看板もパンチが効いている。
ドライバーの目を惹く背の高い丸い看板。糸車みたい。糸をぐるぐる巻いて、引っ張ったらくるくる回りそう。
since1971と書いてあるので、創業1971年。いかにも高度経済成長期ど真ん中の外観でしたが、それも単なる見た目の印象だけではありません。創業年がしっかり裏付けしてくれています。
要塞みたいです。右側の上に突き出た2つの角がカブトのようでもあり、強そう。
すぐ脇には線路があり、JR加古川線の電車が通ります。
目の前には踏切も。
謎のヒダヒダが屋根の下についてたり、柱の部分に半円のタイルの装飾があったり、遊び心が感じられます。あってもなくてもいいものですからね。
後から増設したのでしょうか?
左にくっついている別棟は、後ろに引っ込んでいてオマケっぽい。メインの部分とはテイストが違う。最初はお店の人の自宅なのかと思いましたが、やっぱり喫茶店ですよね。1階が純喫茶風の丸窓ですし、あとはこれ。
深い香りとコク アロマティックな味の素晴らしい余韻があなたの心をなごませるダッチコーヒー
ダッチコーヒーに関するポエムが付いてます。もしここが自宅だとしたら、どんだけCOFFEE LOVERな自宅? 喫茶店の1パーツだとしか思えません。自宅と考えるのは相当に無理があります。
2階の窓にかかってるカーテンもいいですよね…70'sな模様。サイケデリック。中がどうなってるのか気になる。
店内には、ここに当てはまるスペースはなかったので、今は完全に閉鎖しているのでしょう。
昔は、団体さんの貸し切りスペースだったのかもしれません。
外観だけでも入る前からテンション上がって、移動しながらあっちもこっちも見まくって、あれこれ写真を撮りまくっていたのですが、中からお店の人に見られて不審者扱いされたら、この後の喫茶時間が地獄になりますからね(笑)
さっさと入ることにします。
しかし、入口でも、またもや足止めを食らいます。
ドアの横には作り付けのショーケース。
移動式の独立したショーケースよりも、建物に一体化した作り付けの方が贅沢に感じられます。
食事やパフェなどのデザートなどバラエティー豊かな食品サンプル。
結構長く喫茶店巡りをしてますが、いまだに食品サンプルを見るとワクワクしちゃう。
※閉店後にこちらに行かれた涼さんのブログを読むと、後に食品サンプルが撤去されたようです。嗚呼。
新幹線の形の入れ物のお子様ランチ。
気が付いたら、お子様ランチのサンプルに興味を持つようになっていました。なんだか夢があるんですよね。ドラえもんだったり、キティちゃんだったり、入れ物も可愛いですし。撮りためたお子様ランチのサンプルの写真も溜まってきました。いつか、気が向いたら、記事を1本書いてみたいと思います。
喫茶店のマスター風の蝶ネクタイをした男性の顔が線で構成されてますが、これ、「だん」の字?
芸が細かい……
次回は店内。予めお断りしておきますが、入店する前はこちらが閉店することを知りませんでした。マスターの口から閉店を聞き、慌てるのですが、それまではひたすら凄ーい!と店内の様子に感動しているので、そのつもりで読んでください。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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