【浅草】「ホテル衣」からわき道にそれた風景

浅草の喫茶店でモーニングをした後、ひさご通りにある古いホテルの様子を見に行ってみました。

浅草・ひさご通り・ホテル衣1

アーケードの下に見える「ホテル衣」の字。

この「ホテル衣」からわき道にそれると、観光客が足を踏み入れなさそうな風景になるのですが、いい感じに怪しくて好きです。浅草の中でも、かなりのお気に入り。

ひさご通りからわき道にそれた風景

これまでにも「ホテル衣」の前を通り過ぎた事は何度もありますが、そのままひさご通りのアーケードの下を歩き、千束通り(「デンキヤホール」がある)に抜けるだけでした。

わき道にそれたのは、5年ぶり。全然変わってないようで、大きな変化がありました。変化というより消失。「ホテル衣」の前がそっくり駐車場&空き地になっていました。えーー!ここ、何かあったよね?

後日、新旧の写真を照らし合わたので、変化をあれこれ語ってみたいと思います。

連れ込み宿風のド昭和な「ホテル衣」

ひさご通りから怪しく誘う「ホテル衣」の看板

浅草・ひさご通り・ホテル衣2

すべてはここから始まる(笑)。

「衣」にはご丁寧に「ころも」とフリガナまで付いてます。「ころも」以外読みようがないと思うのですが、他に何て読むの(^_^;)?

お一人でもお気軽にどうぞ」という誘い文句が、逆に警戒させます。よく町中で見かける韓国エステの看板で、「女性の方もどうぞ」とあるけど、あんなの真に受けて入る人いませんよね。ここもお一人なんてダメよ絶対。

ラブホテルなんでしょ?どうなの? まあ、ここの場合、一般的なラブホテルというよりは、場末昭和の連れ込み宿っぽいけどね。いっそ騙されたフリして、お一人様で入ってみようか、と嬉しい方向に妄想を膨らませてくれます。

大衆料金

浅草・ひさご通り・ホテル衣3

のっけからツッコミどころ満載(笑)。

大衆料金、紫のテント、月のイラスト、そしてまた→?

家庭的で親切な宿

浅草・ひさご通り・ホテル衣4

一生懸命ハードルを下げようとしてますが、一体どんな宿でしょう(^_^;)?

そそる入口

浅草・ひさご通り・ホテル衣5

昭和デラックスな案内板

浅草・ひさご通り・ホテル衣6

静かでデラックスな客室と設備

デラックス!!!5年前に見て、ギャーギャー騒いでた昭和デラックスな案内板。。まだあったんだ?

ご休息は分かるけど、ご商談ねえ……

2500円とは、たしかに大衆料金。試しに入ってみようかと本気で考えます。繰り返しますが、本当に入っても大丈夫なのでしょうか?

「観光旅館」らしいが…

浅草・ひさご通り・ホテル衣7

う~~ん、観光客がここに泊まるかなあ(^_^;)?

もしそうなら純喫茶巡りで東京で宿泊する方は、ここに泊まればいいと思います。

いや~それにしても、「ホテル衣」の雰囲気が5年前と全然変わってないことに驚愕。変わる気もないんでしょうね(笑)。

しかし変化がないのはあくまでも脳内印象の話。油断はできません。本当にそうなのか、5年前の写真と見比べてみましょう。

5年前のホテル衣(2017-05)

浅草・ひさご通り・ホテル衣8

出だし(?)は同じですねえ。唯一違うのは、看板が黄色い枠。

浅草・ひさご通り・ホテル衣9

入口のテントは紫。いい感じにムンムンしてます。やはり紫はいい。

ド昭和なデラックス案内板も定位置におさまっています。念のため見比べてみたところ、一言一句当時から変わりがありません。

下手すると、5年前どころか半世紀くらい変わってなかったりして。

左の黄色の看板では「防火施設完備」を強調しています。

たしかに見るからに古い建物なので、これで懸念材料が一つ払拭されますね。

浅草・ひさご通り・ホテル衣10

右手には行燈風の赤枠の看板。

「ホテル衣」の前、元は何があったのか?

駐車場と空き地

浅草・ひさご通り・ホテル衣11 浅草・ひさご通り・ホテル衣12

「ホテル衣」の向かいがガラーンとしてます。コインパーキング、歯抜けの建物、大きな空き地。

怪しげな路地が丸見え!

浅草・ひさご通り・ホテル衣13

ここは包み隠すべき場所ですが、白日の下に晒されています。前はこんなじゃなかったですよね? とはいえ、じゃあ元はどうだったかと言うと、全然覚えてなかったりします。

ここで再び5年前の写真が登場。

カプセルホテル ニュー栃木屋(2017-05)

浅草・ひさご通りのわき道・ニュー栃木屋1

カプセルホテルがあったみたいです(覚えてない)。

「ニュー」が付くのが純喫茶風。看板のテイストが「ホテル衣」に勝るとも劣らぬ昭和っぷり。惚れ惚れします。

浅草・ひさご通りのわき道・ニュー栃木屋2

「ニュー栃木屋」が、怪しげな路地を世間の目から隠していたようです。

わき道からわき道にそれた怪しげな路地

ボロボロテントのやさぐれた建物

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地1

真っ先に取り壊されてると思っていたので、令和4年の現在も、この姿を保ってることに感動!

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地2

2階のテントはほぼ骨組みだけになり、そこに必死にしがみつく赤いテントに、「BanBan」なる店名が読み取れます。

このような状態では長くないでしょう。いつの隣の「ニュー栃木屋」のように更地になってもおかしくありません。

おそらくこれが最後の散策になるに違いないと覚悟し、みっちり路地裏(短いですが)を歩きます。

ミュージックパブあざみ

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地3

見覚えがある看板!まだあったんだ?

ミュージックパブという冠から洒落た音楽を流す洒落たパブを連想させます。間違っても、カラオケ客が跋扈してるパブではなさそう。

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地4

⛩で代用する所もありますが、ここでは直球の注意書き。

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地5

上から猫が睨みつけています。

そそる赤いテントと鉄平石をたっぷり貼った入口

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地6 浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地7 浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地8 浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地9

何の店だったんでしょうか?

平成11年(1999年)までは営業していた形跡があります。

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地10

振り返って撮った写真ですが、「あずみ」とは違う店のようです。

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地11

空き地から「ホテル衣」をチラ見。

路地の奥の「スナック パーシモン」

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地12

えっ!まだあったんだ?

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地13

そうよ!これ!パーシモン!

この統一感のある素晴らしきデザインの「パーシモン」。テントが真新しいけど、さすがにここはもうやってないよね?

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地14

まん防で休業の貼り紙にビックリ!現役だったんですね。

オレンジの装テンのスナックパーシモン(2017-05)

浅草・わき道のわき道・スナックパーシモン

5年前はオレンジでしたが、現在はオレンジと黒を反転しています。

隣のビューティーサロン柳家

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地15

たしかこの奥にも何かあったはず。

路地の奥の奥にあった直球の「ホテル」看板(2017-05)

浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地16・ホテル 浅草・わき道からわき道にそれた怪しげな路地・ホテル17

有無を言わせません。

「ホテル」ですよ(笑)。これは、まず健全なホテルではありません。

背景なしの文字だけ宙に浮く「ホテル」。きっとネオンで、夜はギラギラしてたんでしょうね。こんなわき道のわき道の目立たない奥で、こんなパンチの効いたネオン看板があったのです。国道沿いでドライバーの気を惹くためなら分かるのですが、あえてこの秘密めいた場所にあるということが素晴らしいと思います。

残っているホテルは「ホテル衣」だけ

浅草・ひさご通り・ホテル衣

5年前にあった、カプセルホテル「ニュー栃木屋」と「ホテル」は消え、今も残っているのはこちらだけ。

お部屋のデラックス具合がとても気になります。きっと和風なんだろうなあ…床の間とかあるのかなあ…

次回は、ひさご通りに戻り、花やしき方面に歩きます。

利用金額

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コメント

衣。エムケイさんが読み方にふれるまでずっと、「きぬ」と読んでいました……。
こんな人間がいるので、ふりがな、必要です(笑)。
しかし「静かでデラックスな客室と設備」というのは、なんともそそられる謳い文句ですね!
デラックスに夢が広がります。

ニュー栃木屋、実は泊まったことがあったので、跡形もなくなっていることに衝撃を受けています。
寝るだけで十分な宿泊の際には丁度良い安宿でした。

紅茶っちゃ

怪しさプンプン
ひさご通りといえば、フルツパーラーゴトーに入る為に訪れる程度ですが。あとは、千束の赤線建築を見物する際の途中に通るくらい?JRAが近くにあるから、オッサンのたまり場&怪しい感じでしたが、別の方のブログで「ゲ○の○○テン場」というのを知り、ほんまかいな?と変な興味がわいて来ました。千束の喜多川という洋菓子屋に行く用事ができたついでに通りましたら、行きは金髪のかつらに真っ赤なコートワンピースを着た女装子さんを見つけ、帰りはナジャグランディーバさんがキャミソールワンピースを着たような人を見つけて、身体がクラゲ状態になりました。

エムケイ

>涼さん
「きぬ」
思いつきもしませんでした。衣擦れってありましたね。
着物を着る人ならではの発想です。

ニュー栃木屋に泊まったことあるんですか!
きっと東京に長く住んでる人でも、このホテル知らない人いっぱいいますよ。
案外遠くから来る人の方が、ホテル旅館系詳しいかもですね。

ニュー栃木屋、カプセルホテルに涼さん泊まったのかな?と思って調べてみたら、カプセルは男性のみだったみたいですね。基本料金、カプセル2500円~みたいなの見ました。
ホテル衣はさすがに泊まったことはないですかね(^_^;)。

エムケイ

>紅茶っちゃさん
フルーツパーラーゴトー。
そういえば入ったことないけど、どこにあったっけ?
と調べてみたら、あらら?ひさご通りにあったじゃないですか?
見てるはずなのに、見てなかったです(^_^;)

JRA近くにありますね。
めちゃくちゃJRAと親和性の高い商店街ですね。

>「ゲ○の○○テン場」

えっ!ひさご通りがですか?
それは知らなかったです。

>女装子

私が無知なのでしょうか?
初めて見る字面です。こちらも調べてみました。
「じょそうこ」と呼んでしまいましたが、「じょそこ」と読むんですね。
色々勉強になります。。。
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エムケイ

ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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