東京都内に3軒ある「魔性の味 オンリー」のうち1軒。
東京都台東区西浅草2-22-8
南千住店は何回か訪問しているのですが、浅草にある2軒(合羽橋店、千束店)は一回だけ。
南千住店の内装が一番好みだからというのもあるのですが、他の2軒もなかなかの内装なのです。知らぬうちに閉店したら、泣くに泣けない。
昨年は遠方を優先していました。それはそれで刺激的なのですが、連続すると疲れが溜まる。そんな疲れきった私の元に飛び込んできたのが、「オンリー合羽橋店」の名物ハニートーストの写真。
食べたい!
一時期は「オンリー」「ハニートースト」を呪文のように何度も繰り返し、頭をぐるぐる駆け巡っていたのでした。
我慢できず行ってきましたよ。
といっても一度フラれてます。例のグーグルの営業時間&定休日情報に騙され、祝日に来てしまい、開いてる!と喜び勇んで入店しようとしたら、定休日。ドアを開けながら、マスターが焙煎をしてたのでした。
ただこれも考えようで、良いもの見れたのですが、焙煎って、はたで見てもかなりの重労働。今は冬だからいいけど、夏場は暑さで相当体力を消耗するのではないでしょうか。
私物が置いてあって雑然としたテーブルもあったのですが、さほどマイナスになってないのは流石。薄暗くてうまく隠れている。元が非常に良いですしね、とにかくいい雰囲気なんですよ。
内装だけ見るとしっとりとした趣なのですが、店内ほぼ満席。グループや家族連れも多く、賑やかでした。
(店内撮影は一瞬お客さんがひけたタイミングで1分で行う)
入店するとすぐ、ママさんから、手を消毒してから入るように促され、席を選ぶ間もなく、真ん中の狭い席に案内されました。
ただ、ここが悪くないの。いや、むしろ特等席なんじゃ?
うまい具合にすっぽり収まるので、包まれてるというか癒されてる感がある。やけに落ち着ける席でした。猫が狭い空間に入りたがる心理が理解できます。
しかも、ここからだと素敵なカウンターがよく見えるのです。アールを描く天井、ライトアップした食器棚、コーヒーミルを眺めながらうっとり。
70sサイケな模様の椅子で統一。カウンターの丸い背もたれのスツールもお揃いなのです。
頼むものはすでに決まってるけど、メニューを見てみましょう。
お世辞にも達筆とは言い難いのですが、妙に心に響く字です。大変味のある手書き。
コーヒーは絶対。自家焙煎ですし、なんといっても「魔性の味」ですから(笑)
50円しか変わらないので、「大盛コーヒー」にも惹かれますが、まあ普通にブレンドコーヒー。
そして、あれよ(笑)。念願のハニートースト。
そうだったんだ?疲れてて寝坊して遅くなったのですが、逆にラッキー。ぎりぎりセーフ。
ただ、心配なのは、お客さんの対応で大忙しで、「お待ちください」と言ったきりなかなか注文に来てくれないことです。
カウンター越しにマスターとママさんで、「残り〇〇」「あと〇個で終わり」みたいな会話が聞こえてくるのです。
えっ?それって、パンの事?ハニートースト食べられないなんてイヤですよ……
やっと注文を聞きに来てくれた時に、ドキドキしながら「ハニートースト」と注文し、無事通ったときはホッとしました。
あれ、小さい?
勝手にパセラ(カラオケ)のハニートーストみたいに大きなのを想像してたのです。
ママさんから、ハニートーストの食べ方のレクチャーもありました。
ハニートーストなんて適当に食べればいいんじゃないの? もしかしたら食べ方にもうるさい気難しい店(^_^;)?
「パンを手でよくちぎって、その上にアイスクリームを乗せて食べてください」
って、ごく当たり前。普通だよね(^_^;)?
しかし、「よくちぎって」が思った以上に大変。こちらのパンは浅草の喫茶店では大人気のペリカンなのですが、ムギュっと密なので固く、普通のパンみたく簡単にちぎれません。
すでにパンにはバターと蜂蜜がしみ込んでるので、ちぎるたびに手がベタベタ。
ただね、美味しさはもう天国!
夢中で手をベタベタにしながら、あっという間に完食。あ~美味しかった。
もちろんコーヒーも忘れてはいけません。
甘いハニートーストと苦いコーヒーの相性は抜群。
ソーサーには、看板と同じ流麗な字体で店名入り。あれ、そういえばカップには??もしや見逃した(^_^;)?
カップにコーヒー豆を入れてるのよく見ますね。
お水のグラスにはしっかり店名入り。
「ドアは半分しか開きません」
お客さんがお店を出るたびに、ママさんが何度も連呼していた。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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