大町名店街の入口にある「ハングリーボックス YUKI(ユキ)」
長野県大町市大町2531-8
ハングリーボックス ユキ | 大町市観光協会
「Hungry Box」と書くのだけど、直訳すると「お腹が空いた箱」。
意外に直球。
ハンバーグやスパゲティなど洋食メニューのサンプルが並ぶショーケース。
黒ずんだ哀愁系サンプルに慣れているので、こういう明るく楽し気な陽キャのサンプルは久しぶり。80sっぽい外観。
お腹もそんなに空いてないし、どうしようかな~?
パフェとワッフルのサンプルが目にとまる。
喫茶だけでもOK…だよね?
壁にも、看板にも、ドアにもユキちゃん。
もう、入るしかないですね。
店内も80s
窓辺のラッセンの絵が80s感に拍車を書けます。実際にはラッセンはバブル期全盛。90sなのかもしれませんが、やはり80sの印象。
80sも悪くないのですが、ドンピシャに私好みなのは、もう少し古い60s~70s。我儘(^_^;)?
ドアを開けると、左がカウンター、右がテーブル席。
カウンターの上はL字型の黄色いライトがギラギラ。食器棚は赤く発光しています。
味のある「お会計」のプレートとコーヒーのポスター。
コミュニケーション能力が高くないので、当然のようにテーブル席へ。
若い女子グループが食事をしています。陽キャのサンプル同様、お客さんも現役感あり。お店の人も忙しそうです。
外のサンプルでワッフルを見ていたので、メニュー表で探すと、ワッフルの種類が多い。
ただねえ、周りのお客さん見てて皆食事してるんですよね。ランチタイムに注文できるのだろうか?
「ワッフル、大丈夫ですか?」
ダメ元で聞いてみると、「お時間かかりますけど、よろしいですか?」
全然、大丈夫!
待ってる間にメニュー表を眺めていると、時間がかかるのは、出来たての美味しさを提供するため注文を受けてから調理をするから。
賑わっているのも、ランチタイムだからというより、美味しさゆえの人気なのだろう。
15分ほどで登場。プレーンワッフルとコーヒー。
写真だと小さく見えるかもしれませんが、実物は分厚く大きい。焼きたてといった感じのカリカリの熱々。食べ応え充分でした。
浦和の「埼玉屋」など例外を除き、たいてい喫茶店の電話ボックスの存在は薄い。
お店の人から「電話ボックスがあるのよ」と教えていただき、初めて気付きました。
しかしそれも仕方のない事なのです。すでに電話ボックスは本来の役目を終え、漫画置き場になっているのですから。
帰り際に店内の写真を撮りたいとママさんに言うと、「ハングリーボックスユキ」と大町名店街の歴史を教えてくれた。
勝手に80sだと思い込んでいたのでしたが、実際は70s。昭和47年(1972年)にオープンし、半世紀。
大町名店街の誕生とほぼ同時期。
その割に、そんなに古くないですよね?
それは改装しているから。50年なら当然と言えば当然。横に長い店内も、増設の結果。元は半分だったそうです。
大町名店街は、一業種につき一店舗。業種がダブることなく色んな業種があったそうです。
となると、「トレビの泉」の存在はどうなってしまうんでしょう? 52年前から喫茶店として営業してたはずです…喫茶店がダブってます。
それとも「ユキ」は喫茶店じゃなくて「ハングリーボックス」という特殊ジャンルなのだろうか? 私からすると、ここは紛れもなく喫茶店なんですがね(^_^;)
この後、県道474号沿いの商店街の散策の続きをしながら、「茶房かじか」に入るのですが、夕方にもう一度大町名店街に戻ってきました。
暗くなってから青い照明がどんな姿になるのか見るために。
青い照明と看板の色が濃く、雰囲気がガラッと変わっていました。
次回が大町名店街の最終回。暗くなってからの様子をお伝えします。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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