純喫茶は裏切っても、歓楽街は裏切らない。
コロナ禍以降、歓楽街を歩き回ることが増えました。
休業や時短などで純喫茶にフラれることが増えたからです。
「ベンツ103」の時も、まさにそう。昨年8月、緊急事態宣言で休業でフラれています。
(前回の記事は秋にリベンジしたときのもの)
8月の水戸純喫茶巡りは厳しいものでした。まず一軒目の県庁の近くにある喫茶店「メルヘン」にもフラれ、その後の「ベンツ」。割と安定していつも営業してる印象だったので、安心していました。しかしその保険にまでフラれる始末。純喫茶が悪いんじゃない、コロナが悪いんだ。無理矢理そう言い聞かすも、私はそんなに物わかりの良い人間じゃありません。
「使えねー水戸」。心の中でブチ切れながら、角地に立つ「ベンツ103」の外観をあらゆる角度から撮りまくって憂さを晴らしていたのです。
ところがですよ。いい雰囲気の一画がそばにあるじゃないですか!
「なかやまきんに君」と勘違いした「ながやま」。
「おふくろ」と謎のセーターのイラスト看板
堂々としたシンプル&スタイリッシュなビルも同じ並びにある。
縦に並ぶ3F3F3F3F2F2F2F2F1F
鎖がかかってて上には行けなかった。
スナックやクラブなど夜のお店が入居しているようですが、全体的に品が良くまとまっていて、センスあるデザイン。
上の階の方が高級そう。「アダム&イブ」の下が純喫茶みたく当て字の店名のクラブですが、「おるごーる」と読ませています。漢字の一文字目(「〇鳴琴」)が何て書いてあるのか分からない。
上階(上品)→下階(下品)なのでしょうか…酒処の店名がいかがわしく見える。こんな知的なビルなのに、まさかね。きっと私の心が薄汚れているから、変な方向に想像をしてるだけでしょう(-_-;)
縦に3つ並ぶ丸穴。
ここで冒頭で匂わせていた素敵な画像の元ネタ登場。
髪の毛がステンドグラスのようなモザイクの女性2人。これ、メチャ素敵じゃない?
歓楽街にもセンスの有り無しがあって、ただ目立てばいい、人が集まればいい、といった安っぽいデザインの看板が溢れてるところもありますが、こちらは全体的に上品でシックな雰囲気の界隈です。
風情のある植物の絡み。建物の側面。
占い喫茶の「チャペル」が近くにあります(未訪問)。
正面に回り込むと、植物の勢いが凄まじく森のよう。廃屋のようにも見えますし、人が住んでるようにも見ます。これが純喫茶だったらいいのですが……
「里美」という店名(?)。女性名の看板が艶めかしい業態を想像させます。立地的に。
大きく伸びた木が塀を突き破り、道路上にアーチを作っています。
「ベンツ」に背を向けて1分歩くと、お馴染みの有名廃墟が登場。
【追記】2021年11月に「クイーンシャトー」は解体を始めたそうです。
青々とした葉が覆い、大変雰囲気がありますが、残念ながら肝心のトランプのクイーンまで覆われています。
昨年秋、「ベンツ」のリベンジで訪れました。
葉が枯れ、クイーンの姿もしっかり拝めました。
【追記】この写真を撮ってから数日後に解体を始めたと思われます。
【訂正】解体ではなくリニューアルオープン。外観は面影が微塵も残っていません。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
あかりのママ
良 ではないでしょうか 良く鳴る琴 でオルゴールでしょうか
2022/01/09 URL 編集
エムケイ
良鳴琴でオルゴール。
2022/01/10 URL 編集
みとちゃん
雰囲気が真逆になっちまいましたが
2023/02/04 URL 編集
エムケイ
マリンブルー水戸店でしたか。
昨年夏見ました。外観の形こそ面影がありますが、あのおどろおどろしさはなくなりましたね(^_^;)
2023/02/05 URL 編集