一ノ関には秘めたる「何か」がある。
それが「何か」はハッキリしていないけど、いつかまた一ノ関には行かなきゃ…。山ノ目から「ロマンス」を経て一ノ関まで歩いて、そう感じたのです。予感というか勘。
今回は前半部。山ノ目から川を越え地主町までを書きます。
一ノ関は新幹線がとまる大きな駅なのですが、隣の山ノ目は無人駅。田舎っぽい駅舎。「ロマンス」に向かう県道260号線も車こそ走っているけど、長閑。歩道にはさりげない素朴な花。
いつの間にか旅先ではマンホール蓋をチェックするクセがつきました。土地の名産が絵柄になっていたりするので、旅情を感じます。しかしこの鳥の絵は?一関市の市鳥でしょうか?
ミキサー?
ヤン坊マー坊天気予報のキャラクター。コイン精米所。近所の農家が田で取れた米をここで精米してるんでしょう。
東京23区では、まず見かけません。田舎っぽさを感じます(^_^;)
おもちゃ屋は素通りできない件。
おもちゃ屋さんって、私が知る限りほぼ100%昔のまま。それも良い意味でのレトロ。ノスタルジックで可愛くて夢がある。ここは可愛いというより渋いが、やっぱり見てしまう。「チバ文」という、なぜ文で止める?モヤモヤする響きの店名。
スポーツ用品も扱っているようですが、アスリート向けというよりは子供向け。学校指定の体操服も扱っているようです。
このわきが歴史ある街道になっているようです。
あれこれ見たり写真を撮ったり、店先でグズグズしていたのですが、そんな私の姿を見て、店主が登場。「すみませんねえ」と小走りで駈け寄ってきたのですが、その邪気のない親切そうな笑顔から、自分の薄汚さが恥ずかしくなり逃げてしまった。ごめんなさい!
テントに惹かれ近寄ってみたのですが、タバコの窓口以外はシャッター。
この先シャッターが続きます。
この通りは商店街のようです。アーケードこそありませんが、デザイン性のある街路灯が歩道にズラリ。
COFFEEの文字につられたのですが、駐車場にポツンと小さな建物。喫茶店という感じではなさそう。UCCのコーヒー豆の販売所でしょうか?
古い商店街には、こんなに必要か?ってくらい理容院、美容院があったりしますよね。実はこの通りにも、ちょこちょこあります。全部写真撮るほどでもないので、気になったものだけ。こちらは入口にロマンティックな照明。
果たして、ここは本当に商店街なんでしょうか? ほとんどがシャッター、店自体がまばら。
純喫茶の匂いを感じたのですが、なんのために私は写真を撮っているのか?虚しくなってきました。
あの高島屋百貨店とは関係ないと思いますが、念のため。
ここまで歩いてきておいて今更ですが、本当にこんな所に喫茶店があるのだろうか。不安になりかけたところで、お目当ての喫茶「ロマンス」が営業してたので感動。
ラーメン推しの喫茶店なので、ラーメンを食べました。
西日が強く差し込むドラマティック午後のひととき。
なお、こちらは10月末で閉店しております。
「ロマンス」を出たら、外は暗くなり始めていました。もしまだ純喫茶巡りをするなら、山ノ目駅に戻り喫茶店の多い水沢に行くのが正解だけど、水沢もアテになりません。当時(9月)は時短営業の飲食店が多かったので、営業時間前に閉めてしまう店ばかりだったからです。
喫茶店に追われて移動するだけしてフラれ続きは4月の関西で懲りてます。下手に移動するより、今いる一ノ関の街を歩いた方が旅を楽しめると思い、一ノ関まで歩くことに決めました。
昨年3月から長期休業中の超有名ジャズ喫茶「ベイシー」も見ておきたいし。入れなくても構いません。実物を目にすることで、次回の一ノ関遠征の起爆剤になるはずです。
看板が魅力的!
女性の髪形は、もしやソバージュ(笑)?
本日2度目のY字路。
気仙沼の緊張感のある岐れ道とは違い健全な雰囲気だったため、どちらを選ぶか悩む必要もなかったため、どちらを選んだのかそれすら覚えてません。
おおっ!喫茶店?
まったくノーチェックの喫茶店らしき建物を発見。
本日休業。
手造りケーキがある軽食喫茶のようですね。「ひこや」のデザイン性の高いフォント、クラシカルなロゴ。
これも次回の一ノ関遠征の候補。
川にかかっている大きな橋を渡ると、ショッピングセンターみたいな建物が見えてきます。
ジャズ喫茶「ベイシー」までもう少し。
これか!
住宅街に紛れ込む大きな一軒家が、映画にもなり世界レベルの超有名ジャズ喫茶「ベイシー(BASIE)」です。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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