気仙沼に行ってきました。
一部の方をやきもきさせてごめんなさい。
秘密主義のくせに、いやらしく今流行の「匂わせ」投稿をしてしまいました。私の悪いクセです(^_^;)。
言い訳をしておくと、あの写真の時点では気仙沼に行く予定はなかったんです。翌日突発的に行くことになったのです。
「いわてホリデーパス 今だぜ!東北!」という一日乗車券を使いました。
岩手県内のJRを一日乗り降り自由なお得な切符(2500円)なのですが、なぜか宮城県の気仙沼もエリア内。
「日帰りでしたら、往復するだけでも元が取れますよ」
水沢駅の駅員さんからのアドバイス。
ネタ晴らしをしておくと、水沢で2泊をして岩手県の喫茶店を回ったのですが、急きょ気仙沼行きが飛び込んできた。
水沢から気仙沼まで片道で1690円。本当だ!
一ノ関?一関? 一関市はノがなく、駅はノが入り一ノ関。一ノ関駅9時09分発。
大船渡線は1~2時間に1本ペース。前日の台風が嘘のようにスカッと快晴(今年は台風が少ないので、日にちが簡単に特定できます)。汗ばむほどの陽気。上着が邪魔な夏日。つい最近の事なんですが、随分前の事のように思えてきます(遠い目)。
本数も少ないけど、車両も少なく、2両編成。
旅情を著しく損なうロングシートじゃなくて、向かい合わせのシート(呼び名知らない)。嬉しい!
駅名は旅情。真滝という駅名から滝を想像してみたり。あるかどうかは知りませんが。
旅先ではしょっちゅう駅名を勘違いしてしまいますが、変な読み方多いですよね(^_^;)。こちらの陸中門崎なんてその筆頭ではないでしょうか。「りくちゅうもんざき」じゃなくて「りくちゅうかんざき」ですって。門を「かん」と読むなんて知らないよ!
「陸中(りくちゅう)〇〇」駅は他にもありますが、駅名だけで三陸を感じます。
陸前もありましたね、陸前高田。津波で甚大な被害を受けましたが、被災後、大船渡線の気仙沼より先は電車ではなくBRT(バス路線)になったんですよね。陸中より陸前の方が海寄りなのでしょうか?
ディープ・パープルのアルバムのジャケットみたいと思って撮った山。どこが? この時は一瞬そう見えたんですね~
おおっ! パンチの効いた高度経済成長期ファザード!
「21世紀」という廃墟(?)パチンコ店が目の前に! 慌てて席を立ち、必死で進行方向と逆に移動したのですが間に合いませんでした。他のお客さんも、「何そんな珍しいものあるの?」って顔で外を見ていました。パチンコ屋にこんなに熱くなってて恥ずかしい~
純喫茶でもだけど、正面と側面の両方がパンチが効いたファザードの場合、両面を無理矢理一枚の写真に撮りたくなるのですが、なかなかうまくいきません。欲張ってはダメということですね。電柱も邪魔ですし……
千厩(せんまや)。これまた読めない…。店が横並びの駅前風景に惹かれた。なんかありそうな気がする。降りてみたいのだけど、もし、これがMAXだったら…。リスクが高い電車の少なさ><
窓から手を伸ばせば届きそうな栗の実。
駅のホームに栗の木があるなんて初めてです。
終点ホームへ。
10時34分。一ノ関から大船渡線で1時間25分後、定刻通り気仙沼到着。長いようであっという間。まだまだ乗っていたかった。
天気が良く穏やかな駅前風景は、ただただ平和。しかし灯台をかたどった塔の「ようこそ気仙沼へ」を見ると、想像するのは海。東日本大震災の津波の事も思い出してしまいます。
10年経っているのですが、それでもやはり。
海と津波。この時点では気仙沼に抱く印象はその程度でしたが、数時間後には別の顔を発見し、衝撃を受けます。それについては後ほどじっくり。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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