神宮前といっても原宿じゃなくて名古屋です。
愛知県名古屋市熱田区神宮3-5-2
これまで延々と名古屋の純喫茶巡りは退屈な街並みに耐えてこそと言い続けていますが、いったん打ち止め。今回は退屈してる暇がありません。
なぜなら駅から見えるほどの至近距離にあるからです。
しかも、何という事でしょう! 「神宮小路」ですって! ド昭和な横丁がそばにあるじゃないですか! 私の大好物の風景。
どこもかしこも退屈な街並みが名古屋じゃなかったの? 法則が崩れた~~><
昭和の時代の映画が撮れそうな勢いです。
ここ歩かなきゃ嘘でしょ? 純喫茶とセットで楽しむべき、そそる横丁です。しかし横丁は逃げないので後回し。
先に純喫茶に入る事にしましょう。
手作りでしょうか。芸術的な看板です。
蔦とポストがおフランスな雰囲気。
狭く急な階段を上って2階へ。
窮屈な踊り場ですが、ここもまた芸術的。レリーフやステンドグラス。
なんか日本じゃないよ!
南仏の片田舎の一軒家ような雰囲気。異国感。
もちろん南仏どころかヨーロッパはどこも行ったことがありません。私の願望&空想が生み出した夢です。どこからか爽やかな風が吹いてきそう。
独特の造りで、窓がぐるりと弧を描いています。
当然のごとく駅が見下ろせる窓際は特等席。全部埋まっていました。
開店して間もないのに……いつ入ったんだろう?
ええっと、どこに座ろうかしら? 小さな階段もあり、2階の中にさらに中2階があります。
「こちらへどうぞ」
ママさんから中2階の手前の席に座るように促されました。手すり?パーテーション? 獅子のようなゴージャスな彫刻が脇に付いてます。
ここもなかなか良い席です。
「モーニングですね? コーヒーでいいですか?」
すべてに、「はい」と返事。
雑然としてますし退廃感がありますが、細部はあちこち凝っている。芸術的な空間です。
おつまみ(アラレ)の小袋をのせたコーヒーとゆで卵が出てきました。
「トーストはもう少し待ってね」
ママさん1人でテキパキと焼けたトーストを順々に配っていきます。
こんな所にもアート。七宝焼きの楊枝入れ。
トーストが出てきたので、晴れてモーニングが全部勢ぞろい。再度撮影。
一見普通に見えますが、妙に美味しいトースト。これは毎日食べたくなるトースト
「バター?美味しいね、マーガリンとは違うね」と常連さん。それに対して「美味しいでしょ?」とママさん。
そうか、バターなのね。
ゆで玉子も程良い半熟具合。美味しい。コーヒー? 普通に美味しかったと思います。コーヒーの感想がいつも拙くてすみません(^_^;)
お会計は「300円」。いくら名古屋といっても! 思わず「安いですね」と声が出ちゃいました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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