甲府で一番可愛いビル。
どうです、可愛くないですか?
純喫茶と違ってビルにはそこまで積極的になれないのですが、少し前にインスタグラムで見て、珍しく「行きたい」と思ったビルです。
爽やかな水色のタイル貼り。甲府の歓楽街らしからぬファンシーなビジュアル。
これ!この窓!
ハート形のラケット? かわっ、かわいい!
網目はガラスブロックになっているのです。
もう、キャーー!ですよね。
ラケットの柄のV字は、「割烹居酒屋 友四郎」の看板になっています。
可愛いと実用を兼ねて良くできてるな、とニヤリ。
武将が杯を傾けています。甲府ですし、モデルは武田信玄ですかね。パンチが効いたイラストなので、一度見たら忘れられません。
ラケット外ですが、武将と対になっているのがギャル看板「もえ」。路線は別ですが、こちらもパンチが効いてて、強い印象を残します。
それにしても、これまで何度も甲府に来てるのに、なぜこんな可愛いビルを見逃してたんだろう?
「春日あべにゅう」の目立つ場所にあります。
しかし、いくら目立っていても、そもそも「春日あべにゅう」自体歩いたことがなかった事にこの時初めて気付きました。
歩道沿いにふっくらしたアーケードが付いて、それっぽいのですが、普通の商店街ではありません。
わき道に誘導する罠も、そこかしこに潜んでいます。
「地下バー街」のある雑居ビルも、このふっくらしたアーケードの下にある。
今回も可愛いから怪しいへ……
ビルの脇にある狭い路地を進みます。
酒場の看板は出ていますが、空が見えるので、これまでよりグッと健全な路地です。
純喫茶の雰囲気を漂わす蔦の絡まる建物がありました。
廃墟なのかと思いましたが、
「二代目 串信玄」という飲食店でした。店名に信玄使うのは、甲府ではお約束ですね。
インスタグラムで【甲府 特集】をされていた@kikikawamura さんによると、こちらは店名にもあるように二代目で、元は「ロンシャン」という喫茶店だったとのこと。喫茶店っぽいと感じたのも当然でした。
居抜きでしょうか? 今回続けて2回甲府を訪れ、ロクに純喫茶に入れてないので、その分町の観察が無駄に捗りました。きちんと統計を取ってませんが、甲府では喫茶店閉店後に居抜きで別の飲食店になるケースを多々見かけました(居抜きの程度は入店してないので分かりませんが)。そのうちこちらについてもまとめたいと思います。
六曜館には古い喫茶店のマッチがショーケースに飾られています。こちらの写真は2014年に訪れ、オリオン通りの「みちくさ」のマッチを撮った時に写り込んでたものです。
裏春日通りに出てしまったようです(また?)。
怪しいところに惹かれて迷いこむと、裏春日通りに出るシステム(笑)。これが甲府の歓楽街の特徴のようです。裏春日通りが私を誘惑するのか、私が求めているのか分かりませんが、この日は裏春日通りに縁がある一日でした。
ところでこの通りの名称を私はずっと「裏春日通り」と呼んでますが、ネットで検索すると、「春桜会通り」という名称も出てきます。街路灯に付いてる紫の旗には「裏春日通り」と書いてありますが、どちらが正式名称なんでしょうか?
この先には、地下バー街、ニュー銀座街、スチワーデスがあります。
甲府の歓楽街は刺激的で面白いのですが、そろそろこの辺で喫茶休憩。
(純喫茶巡りで甲府に来たのに、この時点で「ドトール」しか入ってない事に気付き愕然とします)
11時。ここから目と鼻の先にある「カフェ・ロッシュ」が開店時間になりました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント