地図を見ていたら、「みゆき」という喫茶店がありました。
岐阜県羽島市竹鼻町飯柄133
私はいまだに「ティーサロンみゆき」の幻影に囚われているようです。北千住にあった『ノルウェーの森』のロケ地でもある美しき聖地。
あの「みゆき」と同じ店名だし、たったそれだけの理由で行ってみることにしました。「タコシン」から歩けるし。
とはいえ、車で通る以外意味のない道路を延々歩くのは、面白くないのも事実。
バイパスっぽい大通り沿いにある。
背が高く目立つ看板はパトランプ付き。もはや岐阜ではデフォルト。無い方がむしろ違和感がある(笑)
C☕FFEE SHOP みゆき
「みゆき」の字のクセが可愛い。この特徴的な「みゆき」の字を店外・店内のあちこちで見かけます。
営業中の縦みゆき。
ちょっと関係ない話になるけど、「営業中」の字ってよくできてると思う。冒頭の写真を見ていただけたらお分かりになりますが、幟が裏返しになってるのに、違和感なく読める。ほぼほぼシンメトリーなのです。
大胆というか、斬新? 天井のカットがカクカクカクッ!
壁MIYUKI
えーと、これは何アピール(^_^;)? まるで模様みたい。
内装なのですが、実用とは別の遊び的な造形が随所に見られるので、創業は40~50年だと思います。しかし改装を経ているのか全体的に綺麗め新しめ。物足りなさは否めません。
ただ他の喫茶店と同じく、こちらの店内もとても広く、席はゆったり配置。雑誌も充実してるし、クーラーもしっかり効いていたので、居心地は良かった。
エントランスにメニューが置いてあり、お勧めデザートがコーヒーゼリーだった。隠れコーヒーゼリー好きとしては頼まぬ手はない。
だけど、いざ注文したら、「ありません」だって!
お勧めなんじゃないの?><
レモンスカッシュにしました。
シフォンケーキと塩味の効いたビスケットがサービス。やっとおやつっぽくなった。モーニングは断るくせに、こういうのはしっかり食べる。
少しして昆布茶も。
実は電話がかかってきたので一度はお断りしました。すぐかけ直さないといけない用事だったのですが、店内で電話するのも顰蹙だと思うので(コロナ黙食もあり)「せっかくなのですが、かけないといけない電話があるのでもう出ます」と言い、お会計しようとしました。
すると「電話してください。その後でどうぞ」と言ってくださいました。
おおお…
いや、それならお言葉に甘えて(^_^;)。さすがに店内で電話するのは気がひけたので、外に出て電話を済ませてから席に戻り、昆布茶をいただいたのです。
伝票は横みゆき。
伝票の裏側は印刷会社「ワタナベインサツ」。知らないよ、って話ですよね(^_^;)。普通はコーヒー会社なんじゃないの? たしかに伝票は印刷するけど、珍しい。
「デン」、「パンダ」、「タコシン」、そして「みゆき」。
以上で岐阜県羽島市4軒の純喫茶の紹介は終わり。「デン」以外は駅からそこそこ離れているのですが、いい感じに程よくバラけており、純喫茶から純喫茶を渡り歩き休憩できたので苦はなかったです。
江吉良では一軒もフラれなかったことも大きい。日曜日なのに凄いことです。1軒でもやってなかったら、炎天下を延々と歩くのは熱中症のリスクもありますからね。
きっと羽島市の住人には日曜日も朝から喫茶店に行くのが生活に組み込まれているのでしょう。
集合住宅の〇号棟の数字がタイル。
飛び出し注意かと思ったら、切れた電線に触らないようにとの中部電力からの注意喚起。
駅前の放置されてるっぽい建物に貼ってある古い広告群。ローンズアダルトは、なんでアダルトにしたんだろう? 文字通り日本語訳すると大人なんだけど、どうもいかがわしい系をイメージしてしまう。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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