今回から岐阜県羽島市の純喫茶を紹介(全5回)。
紹介という言い方には少し抵抗があります。取材したのではなく、ただ訪問しただけなので、レポとか書いた方がいいのかもしれないけど、それもしっくりこない。だったら紹介の方がまだマシなのです。
岐阜県羽島市足近町6-503-1(水郷ハナミズキ街道・県道151号線沿い)
まず一軒目は「コーヒーサルーン パイオニア」。
「騎士道」みたいな冠…
すでにツイッターとインスタグラムに載せていますが、閉業してるっぽい雰囲気でした。
本当の事を言うと、すっぱり閉業と言い切ってもいい状況証拠はあるのですが、過去に閉店してると思い込んでいた純喫茶が華麗に奇跡の復活を遂げているのを何度も見ているので、こちらだって分からない。断定的な事を書くのはやめておきます。
南宿。新宿みたいな字面ですが、名鉄竹鼻線の駅。
地元以外でこの駅を利用したことある人なんてそうはいないと思います。案の定無人駅で、トイレもありませんでした。って書いて本当か、と思い確認すると、無人駅はその通りなのですが、トイレはあったようです(見つけることができませんでした)。
こちらへは朝一番で訪れました。というのも、行く前から現役なのかどうか怪しく、グーグルマップでは24時間営業扱いになっており、そんなに利便性の高い喫茶店だったらもっと話題になっててもいいはずなのに、ネットの情報は少なく、電話番号も見つかりません。そんな危うげな場所にわざわざ行って、みすみすフラれるわけにはいかないのです。そこで必死で電話番号を探し当てて、電話してみたところ、「現在使われておりません」。
しかし、どうにも惹かれる純喫茶なので、行くしかない。できることは一つだけ。朝一番に行って、現役かどうか確認すること。
入れないこと前提に訪れています。ネガティブ? いやいや自分では滅茶苦茶ポジティブだと思ってます。フラれたとて恨みっこなし。万一やってて入れたらラッキー!ぐらいの気持ちだったのです。
県道151号線に向かって、両脇が田んぼになってる一本道を歩きます。
蓮の花
田んぼの向こう側にそれらしき建物と赤い看板が見えてきます。
もしや!やってるかも!
やっぱり来て良かった。やっぱり行ってみないと分からないよね。期待に胸が高まります。
が、パトランプが消えている。
「パイオニア」の店名入りの建物。
窓から店内が見えます。
絵はお客さんの作品らしい。
今にも開きそうな雰囲気。ただ閉まってるだけならいいのですが……
しかしトドメの冷蔵庫。
外に出ているということは…。さすがに、これは厳しいと判断せざるを得ません。
後ろには絵が一枚。
入れなかった事は残念ですが、夢を与えてくれて有難うという気持ちもあります。ここに来るまでドキドキワクワクしたからです。
これは共感してくれる方も多いと思っているのですが、良いことが分かっている確実に営業している有名店だけを回っても、たいして面白くないんですよね。それよりは、たとえ結果的にフラれたとしても、冒険的要素がある方がはるかに楽しい。毎回遠征時には、謎物件を最低1つ放り込んでます(笑)。
では、次回からは4軒続けて紹介。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント