団地を抜けたところに、「ダイヤ街」という商店街がありました。
どこかにもありましたよね、同じ名前の商店街(^_^;)。ベタなネーミング。アーケードのアーチには、幼児向けアニメのオープニングみたいな、ゆるいイラスト。昭和風じゃないの!
最近、フォントの濁点に着目するようになりました。
きっかけは4月に訪れた神戸と大阪の喫茶店なんですが、濁点が店名とリンクしててニヤニヤしちゃいました。
こちらの濁点はというと…
♦じゃなくて★
こういう適当さ、嫌いじゃありません。純喫茶でも、肝心な所で外すことはよくあります。愛すべきポイントだと思っています。まあ★でも、違和感ないんですけどね。光ってるし。
大体昭和の高度経済成長期に誕生してて、後継ぎがなく廃業する店が多いところとか、お客がいないのになぜか開いてる店とか。ビジュアル的にも街路灯、看板、個々の店のドア、床の模様とか、純喫茶と共通点ありまくりです。それに、古い商店街には純喫茶もセットである(こちらの商店街にはありませんでしたが)。
純喫茶だから、商店街だから。分けて巡るのがおかしいのです。
ただ一つ大きな違いがあるとすると、純喫茶に関してはリサーチをし、ある程度知ったた上で訪れることが多い(私の場合はですが)。狙って訪問するので、心構えがある。おかげで感動はだいぶ薄れます。
その反動でしょうか? 下調べ皆無、純喫茶巡りをしている中で偶然出会う商店街には新鮮な喜びがあります。素敵さ、面白さ、変さ、謎。カラカラに干からびてるときに飲むジュースのように、グイグイ感動がしみ込んできます。
こちらの商店街もそうでした。西日本だったら、このくらいのレベルの商店街はゴロゴロ転がってるので、旅先だったら、ちょっといいねぐらいだったかも。東京都下では珍しいので、不意打ちでひゃあ~!ひゃあ~!騒いでましたよ(1人だったので心の中だけですが)。
毎度の事ですが前置きが長いですね。いい加減本題に入ります。
国立富士見台団地を抜けると、団地通りという通りがあり、ダイヤ街への入口もここにあります。
普通の商店街って、入口が1つ出口1つの一本道なのですが、ダイヤ街には3本の通りがあります。
気になるのは3本のうち2本はアーケード、1つだけアーケード無な事。
単純に考えると、アーケードはあった方が絶対いい。雨の日も傘ささなくていいし、店先に商品を出すこともできます。
一つだけ仲間外れの方に気持ちがシンクロしてしまい、アーケードなしから先に歩くことにします。
営業していたのは家具屋さんだけ。パン屋さんが気になったのですが、閉まっていました。
商店街を出ると公園。
隣のアーケードに移動したのですが、薬局と一体化したアーチが可愛い!
日曜日だから休みなのか、ほのぼのシャッターが拝める。
純喫茶が休みだと地の底に突き落とされたような絶望感を味わうのですが、商店街だと基本鑑賞が主なので、むしろ得した気分。
強引に左右のシャッターをくっつけてみました(笑)。
三共薬品はやり手なのか、向かいも三共薬品。
パンダ!
さっきのパンダとは別の毒気のある可愛さ。笹を貪り食ってて本能むき出し。
「ササヘルス」という商品の看板。初めて見ました。
「趣味のセトモノ」の看板。
古い店でよく「趣味の~」というフレーズ見かけますが、誰にとっての趣味なんでしょうか? お客側? 作り手?
こちらのセトモノ店は閉まっていましたが、向かいの靴屋さんは幟を出し、薄暗いアーケードでギンギンに営業していました。
フォトショップ ルビーカメラ。
団地側から見ると、こちらが入口。3つのうち真ん中のアーケード商店街の入口の一等地を占めるのは、「お茶の時田園」。
ドアに茶娘の写真が輪郭通り切り抜いて貼ってありました。神戸市の「光線」のオードリー・ヘップバーンを思い出します(笑)。
ダイヤ街の雄はこちら「お茶の時田園」と「三共薬品」のようです。
最後のアーケードを1つ残すところで、書き疲れてしまいました。
ここまで結構な文字量書いてるので、飽きているのです。いい加減終わりにしたい。
…って、それじゃあんまりなので、少しだけ書いておきます。この右側のアーケードで営業していたのは鳥肉専門店の「鳥たけ」だけ。純喫茶はないと書きましたが、カフェはありました。「宵待月」という期待させるネーミングなので営業してたら入りたかったのですが、残念お休みでした。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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