今でも私の記憶の中の「セリナ」は、瑞々しく生き続けています。
兵庫県神戸市中央区下山手通8丁目16−28
2021年5月末閉店
間違えて同じ店名の別の喫茶店に行ってしまったことは、前回の記事で書きました。
神戸に土地鑑があまりないため、ここに来るまで回り道をしました。それも今となっては笑い話。
ロマンティックで夢のある看板は、「セリナ」の顔。
凝った内装の素敵さについては写真を見ていただくとして、こちらで一番印象に残っているのは、店主ご夫妻の優しさでしょう。
普段、純喫茶巡りで店主の人柄を重視することはないのですが、こちらは別格。
ただただ、素晴らしい。常日頃どす黒い感情が心の底で渦巻いてる私ですが、こちらの店に居る時間だけは、そんな穢れは綺麗さっぱりどこかへ消えてしまいましたよ。この二人は天使に違いありません。
東京から来たというと、とても歓迎され、「何か書いてください」とノートを渡されました。
窓辺のお姫様カーテン。お客さんが付けてくれたんですって。
マッチ2個と未使用のミルクピッチャーをいただきました。
ミルクピッチャーは「キーホルダーに丁度良い」と言われたのですが、壊してしまうといけないので、とても使えません。宝物として大切に保管することにします。
入居しているマンションの取り壊しのため、「セリナ」は5月末に閉店したのですが、全く現実味がない。ひょっとしたら、まだ今も営業しているのではと思えてなりません。
エムケイ
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コメント
SHIHO
今でも変わらずあの雰囲気のまま営業されてるのでは…と思ってしまいます。
マスターもママさんも無自覚な天使なのでしょうね。
羽根と輪っかが見えた気もします☆
どす黒い感情が渦巻く日々が、少しでも浄化されて良かったです。笑。
2021/06/03 URL 編集
エムケイ
SHIHOさんも同じなんですね。
マスターとママさん。羽根と輪っか見えますね(笑)。
どす黒い感情がセリナに居る束の間消えたのは勘違いではないと思っています(笑)。
2021/06/03 URL 編集