「街角茶論」はその名の通り、東武伊勢崎線の線路と県道312号線がぶつかる角にあります。
群馬県伊勢崎市境栄673-1
境町で最後に入りました。
以前「豆の樹」だと勘違いして入ったことはすでに書きましたが、割と遅くまで営業してる安定感(20時)。
「豆の樹」みたいなパンチはないのですが、妙に落ち着ける喫茶店なので、もう一度入りたいと思い、最後に残しておきました。
角なだけに、看板も角にみっちり収まっています。
あれ?意外といい感じじゃない?
そう思われた方いらっしゃると思いますが、間違っていません。結構いい感じなんですよ。
初めて境町に来たとき、「豆の樹」目当てだったのに勘違いしてこちらに入ったのですが、これはこれで好きだと思いました。
ドアを開けると大きなカウンターが見え、ごく自然に左に行くと、テーブルが並んだ広々した良き空間があるのですが、実は右手にも席があったのです。帰り際にその存在に気づいたのですが、電話ボックスもあることに店を出る時初めて気付きました(写真はなし)。
うっかり見過ごしていたものといえば、煙草の自動販売機。
すぐ横の窓際に座ったにも関わらず、帰り際になって初めて気づきました。
一応電気を入れれば使えるそうですが、500円硬貨は非対応。500円札時代のものなのです。
500円硬貨が登場したのは、1982年4月1日。それより前に設置したということになる。こちらの喫茶店がオープンしたのが1979年なので、おそらく創業時から使っているものなのでしょう。
電話ボックスと煙草の自販機がある喫茶店。昭和の匂いがプンプンしますよね(笑)。
線路脇にあるので、時々電車の通る音が聞こえます。これだけでも、充分グッとくるのですが、角なのでもう片方も。窓から高架になった県道312号線が見えます。店内に居ながら外の気配を感じるのは、なんとも贅沢な時間です。
内装はオーソドックスですが、立地は映画的。この喫茶店から、いくつものドラマが生まれたに違いありません。
コーヒー
前回頼んだフルーツポンチがとても良かったので、プリンも期待して一緒に頼んでみたのですが、一目見るなり固くないことが分かりました。
残念ながら、想像を裏切ることなく、柔らかいプリンでした。
コンビニでは「とろり」といったコピーのついたプリンに惹かれて買うのに、喫茶店では頑固なまでに固いプリンを求めています。
芸術的なフルーツポンチの写真で、最後を締めくくります。
涼しげな青いかき氷の上に乗ったフルーツ。リンゴとオレンジの繊細な飾り切りが美しい。
出てきた瞬間、「わあっ!」と声が出てしまいました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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