ミツワ通りに入ると、「DO SPORTS」のキャッチコピーが目をひく「スポーツ用品イガラシ」。そして、隣にそっと寄り添う洋品店。他が皆、閉まってるので、この明かりが心強い。
夜6時前。人っ子一人歩いていない静かな通り。
ただ、こう言ったらなんですが、寂しさとは裏腹に、妙な高揚感というか開放感もある。商店街を手中におさめた感覚、全能感すらも。なんかヤバイね(笑)。
たしかここに廃業喫茶「ウィーン」があるはずですが、闇夜に紛れ見失ってしまいました。
夜の商店街では、明かりだけが頼り。
銭湯の看板。金魚湯?玉川の湯?どっちなの?
金魚湯という名前が入ってますね。金魚の絵が趣があります。縁日の金魚すくいを思い浮かべます。茹で上がった金魚も。
ここは通りかかるたびに写真を撮ってますが、その都度入りたいと思いながらスルーしてます。
というか、ここに限らず、出先で銭湯に入ったことがありません。つい先日も、とある純喫茶のすぐ近くで、タイルの装飾が魅力的な銭湯に出会い、激しく心惹かれつつ、結局スルー。
タオルとか石鹸とか入浴道具を持ってないし(常に持ち歩くのか?)、出たら出たで顔をどうするのか(今ならマスクで隠せばいいのか?)など細かい問題が山積しているのです。他の方はどうされてるのでしょうか?
正面も素敵ですが、横から見た建物の継ぎ足しぶりも趣があります。
ひっそりと赤い鳥居も。
バクだ!
通りには人気もないので閉まってても不思議はありませんが、もしや営業してるのではと淡い期待を抱いていました。
こちらの喫茶店には、一度も入ったことがありません。臨時休業だったり、営業中でも別の喫茶店の直後で気分じゃなかったり。タイミングが悪いのですが、またもや今回も、時短で営業終了していました。
訪れたのは1月。時短営業の貼り紙が出ていましたが、あれから状況は良くなっていないので、こちらの時短も延長になったのでしょうか…
自粛もね…なんか、もう、どうにでもなれ、の心境です。ゴールが見えないのに我慢できるほど私はお人よしじゃありません。
華やかな一画。
花のステンドグラスの窓辺がロマンチック。
昼にも見ていますが、夜の方が断然雰囲気が出ます。女性的なムードなので、ずっと美容室だと思い込んでましたが、赤・白・青の理容室のサインポールがありますね。ガス灯のような飾りが付いて優美。
前回の銀座通りのファザードと同類の高度経済成長期風。窓にはステンドグラスがはまっています。
振り返ると、こんな感じ。
うっかり見逃していますが、商店街ゲートの後ろには「永山電機株式会社」というそこそこ大きな電機店もあります。一文字ずつ独立して縦に並ぶSONYの看板もあるはずです。暗いと、どんなに素敵な物件でも暗闇に溶け込んでしまいます。
巴波川にかかる橋を渡ると、Y字路。
ごく自然の流れで街路灯のある左に進みましたが、右には何があるんだろう?
【追記】忘れていただけで、過去に右を歩いていました。次の記事で書きました。
消え入りそうな儚げな文字。
結婚式をひっそりと…
えんどれすで終了。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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