散策の困ったところは、止め時。いくら見るものがなくなり飽きても、そこで止めるわけにはいきません。駅に行かないと家に帰れません。駅に着くまでが散策(^_^;)。日が落ち暗くなった中、栃木駅に向かって歩いていると、見覚えのある風景が見えてきました。
日本中どこにでもある銀座。県道75号線沿いの歩道がアーケードになっている銀座通り商店会です。
ここは、これまでにも何度か歩いていますが、銀座を名乗るだけあり、昔は栄えていたであろう面影が残っています。建物の造形も凝ってて、見ごたえがあります。
建物の2階と3階のファザード部分に、高度経済成長期の匂いがプンプン漂う。
天辺がまっすぐじゃなくて、チョンチョンと突き出た飾り。特に地域の偏りはなく、古い商店街でよく見ますが、流行の火付け役はどこなのでしょうか?
暗いのでパッとしないけど、昼間見ると凄くカッコイイのです。
波なのか山なのか分かりませんが、ツートーンになった外壁があり、その横にミツワ通りのゲートがあります。栃木の商店街というと、銀座通りとこちらの2つが頭に浮かびます。ミツワは後回し。今回は銀座通りについて書きます。
プレゼントの箱をくわえているペリカン。商店街のキャラクターのようです。
鳥&鳥。
これまで昼間歩いたときは高度経済成長期丸出しのファザードのインパクトが強かったのですが、暗くなると、俄然看板の存在感がアップしますね。
C&Dって、CDが由来のネーミングでしょうか? 古そうなレコードショップの看板。
栃木なのに釣具店。
いや、別にあってもいいけど、そんなに需要あるのかしら(^_^;)。だって、栃木は海なし県でしょ? U字工事も、茨城には海があるけど、栃木には海がないなんて、漫才で言ってた記憶があります。
呉服店きしや
反対側の歩道からだと、素敵なファザードとセットで眺められるのですが、暗いとイマイチ。昼間の方がいいですね。
向かいの紳士服の正札屋は閉店していましたが、婦人服は現役です。スズ…? スズラン?
スズフクでした。スズに続くのはスズランばかりではありません。
母性を感じさせる丸みを帯びたショーウィンドウには、温かみのあるオレンジのペンダント。
そして忘れてはいけないのは…
圧倒的な存在感。
「紙五書店」という不思議な店名の本屋。
倭町交差点の角に立つ、パンチのきいた外観。一目で刺さる。さっき見た「呉服きしや」の上のファザードと同じ時代でしょうかね。高度経済成長期っぽさ全開の華のある建物ですが、この手はきまって、角を平らに面取りしてます。
縦長六角形の窓が5つ。偶然でしょうか…書店の五と数を合わせています。
レトロ居酒屋風のキンチョールの看板。
そういえば、何度も見てるのに、一度もこちらの書店に入ったことがありません。夜だから閉まってるだけだと思いますが、一瞬閉店したのだとギョッとしましたからね。今度は昼間に来て、入ってみようと思います。
次はミツワ通りを南下しながら、栃木駅に向かいます。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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