今回も閉店した純喫茶の記録。駅のホームからも見える駅前喫茶。東大宮一番街にあった「純喫茶 ひまつぶし」。
埼玉県さいたま市見沼区東大宮5-40-1
2017年1月20日閉店
ところで、どこが「純喫茶」なの?って話ですよね。
「喫茶・お食事」じゃないか~! ご指摘ごもっとも。誰しもが思う事です。
しかし、純喫茶に思い焦がれるあまり、「純喫茶」を捏造したわけではありません。
「ひまつぶし」があったのは、老朽化が進んでいる建物の一画。
建物の端っこの駅のホーム寄りに、純喫茶の看板が付いていました。
「純喫茶ひまつぶし」
さすが昭和の純喫茶の鏡。抜かりなく矢印で店舗まで導いてくれます。
「純喫茶ひまつぶし」が閉店してることは、冒頭でも述べましたが、そもそも閉店の理由が古くなった建物の取り壊し。今では建物もろとも看板を拝むことができません。
さて、「純喫茶ひまつぶし」の店内。
くすんだグリーンの椅子が印象的でした。
(こちらの椅子は、村田商會さんで引き取り、修理して販売していたこともあります)
写真だとコーヒーフロートに見え、私もそう思い込んでいたのですが、当時のメモを見ると、コーラフロートでした。
残念ながら、店内写真と呼べるものは、コーラフロートの背景となった椅子の映り込みだけ。お客さんが多くいらしたので、撮りようがなかったのです。
当時のメモによると(また…)、「BGMはムードミュージックで、気だるく、ゆるい店内に、外の風景と外の熱さがマッチしていた」とあります。ポエムか(^_^;)? 今読むと???なのですが、当時は感じるまま、そう書きなぐっていました。季節は初夏。
これは8年前のことなので、記憶も遠い忘却の彼方。間違ってるかもしれませんが、店内に蝶の標本を飾ってませんでした? 蝶が大の苦手なのです。
ああ、書いてしまった。実は秘密だったんですよ。私を殺したい人の完全犯罪に利用されかねないからです。密室に蝶を5匹ほど放り込んでそのまま閉じ込めれば、数時間後には息絶えてるでしょう(笑)。
いやだからなんなのって話ですが、「ひまつぶし」に蝶の標本が飾ってあったとかないですかね?
別に蝶があろうがなかろうが、もう閉店しているので、どうなるというわけでもないのですが…。怖いものみたさで知りたいだけです。
食事メニューも豊富でした。
(訪問:2013年6月)
東大宮一番街の正確な範囲はどこからどこまででしょうか?
「ひまつぶし」の入ってた建物のある一画がメインだったと思いますが、多くはシャッターが閉まっていて、荒れており、半分廃墟のようになっていました。
「大島飯店」という町中華もありました。こちらは移転し、現在も営業中。地元の方からの情報によると、芝浦工業大学生の胃袋を満たす人気店だとのこと。
倒れた看板。
「38屋」という散髪屋(ダジャレ?)のアーチ状の看板のそばに倒れていました。
「東大宮第一アパート」が、この建物の名称のようです。1階が商店で、2階以上が住居だったんでしょうか?
暗くなってから東大宮駅のホームから見た風景ですが、なにやら良からぬ雰囲気です。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
blackcoffee1964
閉店して4年なんですね。懐かしいです。
隣にあった「大島飯店」と共によく行きました。
蝶の標本は記憶に無かったのですが、当時撮していた店内の写真を見たら、蝶の絵がありました…
建物取り壊しで閉店したのに、建物は一年ぐらいそのままでした。
サンパツ屋も近くに移転して今も営業してます。
2021/03/09 URL 編集
エムケイ
思い出の場所なんですね。
蝶の標本なかったですか(^_^;)?
自分では店内写真を撮っていないのですが、ネットなどで検索して、もしリアル蝶の標本写真が出てきたらショックなので見れずにいました(笑)。
でも、蝶の絵はあったんですね。デフォルメしてれば平気なのですが…
閉店後も建物は一年そのままだったんですね。
こういう例わりとよくありますね。
吉祥寺のボアもわりとそんな感じですよね。
閉店して随分経ってますが、まだそのまま残ってますよね(たしか)。
2021/03/11 URL 編集