沼津の商店街で撮った写真から良さげな風景をピックアップして、いい感じにまとめる予定でしたが、そうは問屋が卸さない。
地図の写真を撮っていたのですね。
これがかなり前の物みたいで。見始めたら、やめられない、止まらない! 昔あった喫茶店やら映画館やらが載ってて、それについて調べてたら、芋づる式にあれこれ出てきてしまい、収拾がつかなくなってしまいました。
古い地図は沼。もうちょっと深入りしたいところですが、キリがないので、ここで書き始めることとします。
まず目に留まったのが、沼津南口駅前の2軒のデパート。
西武デパート、富士急デパート。
えっ! そんなのあったけ? 全然見た覚えはないが、と思ったら、西武百貨店が2013年、富士急百貨店が2019年に閉店してます。
どうもデパートという言葉が使い慣れないため、ここからは百貨店に表記を変えます。百貨店の方がしっくりきます。私だけでしょうかね?
ところで、富士急百貨店ですが、2019年に閉店したらしいけど、記憶が全然ありません。沼津には何度か来てたんですけどね。
そして、その2軒の百貨店の左下にある「コーヒー カーネギー」。2013年に閉店した純喫茶です。
残念ながら私は入っていません。私が初めて沼津に来た時には、すでに閉店していました。
ここで久しぶりに純喫茶にぃさんにご登場願いましょう。
【閉店】純喫茶カーネギー(静岡・沼津) 沼津に着いたら駆け込みたい純喫茶(旧ホットケーキ☆純喫茶りみっくす)
「カーネギー」があったのは、沼津駅南口から南に向かってまっすぐ延びる大手町商店街です。
大手町商店街の先(南)には、沼津あげつち商店街があります。この2つの商店街については、昨年は軽くしか歩いていません。平行して左(西)にある仲見世、新仲見世、銀座商店街に絡めて書いていくつもりです。
上から下へ、仲見世(薄紫)、新仲見世(水色)、銀座(緑)。
現在も残ってる店もあれば、ない店もある。果たしてこの地図は一体いつのものでしょうか?
そこで着目したのが、UFJ銀行。この名前の期間は短い。2002年に三和銀行と東海銀行の合併で誕生。しかし3年11か月15日で姿を消し、2006年1月1日には三菱東京UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)になってます。だいぶ絞られましたね。
そして、決定打は、左上にある「東映パラス」。
東映…映画館でしょうか? 調べてみたところ、「消えた映画館の記憶」という驚くべきサイトに情報がありました。
「東映パラス」は2002年に閉館している。
ということは、2002年しかないじゃないですか! 今から19年前の地図。平成なので、思ったほど古くないことに少しだけガッカリしましたが、昭和と令和をつなぐ架け橋のようなものだと考えると、大変意義がある地図です。
先の神サイトからさらに情報を得られました。
現在、「沼津信用金庫本店」になっている場所は、かつて「沼津文化劇場」という映画館。こちらでは、『シェーン』や『大いなる西部』が上映されていたという記述がありました。
シェーン。シェーンですよ。ご存知ですよね?
前回紹介した「千楽(本店)」のさらに南に、「純喫茶シェーン」という喫茶店がありました。思った通り、映画のタイトルが由来だったんですね。
残念ながら、こちらもすでに閉店しています。
先の神サイトでは、こうも書かれています。上本通りは、当時「シネマ通り」として賑わった、と。上本通りは、仲見世と平行し左(西)にある通りです。「東映パラス」が起点だったのでしょう。
うーん、繋がったね! 上本通りの南がアーケード名店街、「千楽(本店)」、「純喫茶シェーン」。
閉店してる喫茶店ではありますが、「純喫茶シェーン」についても書いておこうと思います。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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