秋は日が暮れるのが早いので、散策の時間も短い。
新宿通り商店街の喫茶店「SUN」を出ると、外は暗くなりかけていたので、行っても意味ある?(見るものある?)とは思いましたが、それでも銀座商店街に行ってみることにしました。
商店街を特徴づけるものには、装飾性の高い街路灯、お揃いの看板などがありますが、第一印象はやはり商店街のアーチではないでしょうか。
ところで、アーチと書きましたが、直線でもアーチになるのでしょうか。曲線に弧を描いたものがアーチだと思っているのですが、正式名称が分かりません。ただし、呼び名がないと先に進まないので、ここではアーチで統一します。
ファザードの店名の字体に勢いがあります。
どう見ても文具店ですが、「ひかわ文雅堂」という店名です。昔は文具のことを文雅と呼んでいたのでしょうか? それにしては、こちら以外で文雅の字を見たことがないので、富山県独自の呼び名なのかしら?
時間が遅いせいなのか、そもそも消えゆく商店街なのか、開いてる店はあまりありません。
このまま、ただ通路として歩くだけで終わってしまうか、とガッカリしながら歩みを進めると!
大好物の風景が見えてきました!
ファンスィー!
おもちゃ、節句人形、子供乗物、天神様の「よろこびや」です。
最後の天神様(?)だけが謎ですが、子供向けのおもちゃ屋さんのようです。
汽車ポッポのつもりでしょうか。煙突から流れる煙が「POPO」で、可愛いですね。夢があるイラストに、一気に心が鷲掴みにされました。
ただ、シャッターは比較的新しめですね。「銀座ワイワイもちより市」という市があるようです。
んっ?
消えかけた虹(たぶん)。
手堅い老舗館漂わす「丸善」。
あっという間に、銀座商店街は終わり。
アーチのわきにある橋の柵が良いデザイン。
私には富士山をイメージしてるように見えましたが、魚津ですから、おそらく別の山でしょう。
ぐるっと四角につながる魚津4商店街
この言葉を実感する瞬間です。銀座商店街のアーチを抜けると、中央通り商店街に戻っていました。
「魚津は手中にある」と勘違いする瞬間でした(笑)。
行きは、新宿通り商店街に行くために途中で南下してるので、やっとその続ぎを歩けたのでした。
この看板、凄く好き!
「高級婦人服地」のみっちり具合、はかなげな「洋装の」。
演劇鑑賞会とは?
店名は失念しましたが、ハンコ屋さんです。黄色と白の市松模様が素敵。外が暗いからこそ撮れた写真です。
「武田信玄」の表札が地味にツボ。
「喫茶潤」が、まだ営業してることに驚き!
雨が降りやむ気配はありません。ますますひどくなってきたので、ここから駅まで歩いて戻るかと考えたら、ウンザリしてきました。
しかし、運良く魚津駅方面のバスが来たので、それに乗り、魚津駅へ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
前田憲男
ぶん‐が【文雅】
〘名〙
①詩歌をよみ、文章をつづる風雅の道。
②〘形動〙詩文に親しむなどして、みやびやかなこと。風流なこと。「―な趣味」
素晴らしき店名かと思います。
2021/01/20 URL 編集
エムケイ
文房具の別名というわけではない、と。
了解しました。
2021/01/21 URL 編集