カナディアンが希望をつなぐの巻。
バスを諦めきれなかった。
バス停の位置だとか時刻表だとか、調べるのにどれだけ時間がかかったと思う?
電車の時刻の比じゃない。
だから、「電車道」のバス停「東町入口」が佐原には行かないと知って、うぎゃー!ってなりながらも、「チルチル」に行く途中で表参道で見かけたバス停のことを思い出し、そこまで全速力で走った。「薬師堂」っていうバス停。疲れたけど、運動不足が解消されたと思えば、これもよし。しかし、ホッとするのも束の間。このバス停は止まらないという貼り紙にトドメをさされてしまった(季節的な理由)。
世界、終わった。
もうね、絶望しかない。あんなに時間をかけて調べたバスのプラン、すべてパー!
完全に打ちひしがれてしまった。純喫茶にかまけすぎてて罰が当たったのだろう。新勝寺でお参りしていこうかしら……。
よろよろと坂を下ろうとしたら、左手に道を発見。西参道三の宮という通り。成田、通りだらけだねえ(笑)。
ニュートンはリンゴの実が落ちるのを見て、万有引力の法則を発見しました。インスピレーションの源なんでしょう。私にとっても、このリンゴは衝撃でした。
歓喜! 狂喜乱舞の嵐!
PIPSには果物の種の意味があるらしいですよ。
お馴染みのドーム型の喫茶店「カナディアンコーヒーショップ」を西参道で発見。
それにしても、こんな所にカナディアンコーヒーショップがあるなんて知りませんでした。
全国的にあちこちありますが、大抵は駅から何キロも離れた国道沿いの車でしか行けない場所です。成田市や銚子市にも何軒かカナディアンがあることは知ってますが、遠すぎて行く気起きません。まさか、こんな観光地にあるとは!
ただ、よく見ると、「カナディアン」じゃなくて、「カナテアン」になっています。
濁点が零れ落ちたとかでもなさそうですね。みっしり詰まって隙間がないので。
まあ、そんなことはいいんですよ。「カナテアン」上等! 入ってやろうじゃないの!
扉が開きません><
なんで? なんで? 「営業中」でしょう?
すぐ近くにある「ヤマザキショップ」に飛び込みました。
「お正月は開けるのかどうか分からない」
ですって! これ、どういう意味でしょうか?
もしかして、いつもは閉めてるけど、お正月だけ開ける喫茶店? 西新井大師にあった、いつもは閉まってるのに1月の土日の晴れの日だけ開く「セジュール」という喫茶店がありました。入谷朝顔市の日だけ開く「喫茶室岡埜」もありました。
千葉県一の参拝客の成田山なら、それもあり得ます。お正月の三が日だけでも、相当の需要があるはず。
もうちょっと踏み込んでみます。
「もうやってないんですか?」
「はい」
「ずっと閉まってるんですか?」
「はい」
聞き方が悪い(笑)。
「お正月だけ開く喫茶店なんですか?」って聞けばよかったんですが、レジの間にあるビニールカーテンの存在が気になり、これ以上は聞けませんでした。
新道の「壹番館」もですが、成田にある魅力的な外観の建物は廃業喫茶しかない、という不名誉から脱却すべく、こちらにはせめて現役であって欲しい。切に祈りながら、成田を後にしました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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