いい喫茶店だった。
静岡県三島市安久29-7
訪問したのは3月。
喫茶店巡りをするべきか、自粛するべきか。胸を張って正々堂々と喫茶店巡りをすることが難しくなり始めた時期でした。青春18きっぷで三島まで行き、伊豆箱根鉄道に乗り換え、大場駅で下車。
訪問したのは土曜日。本来だったら営業しているはずですが、コロナの影響で臨時休業だったら、どうしよう? 駅からは結構離れているので、フラれたら歩いたのが全部無駄になっちゃう。半信半疑で訪れましたが、無事営業していました。
達筆で和風っぽい「ふじ越」の店名には、コーヒー&クラシック。
静かで穏やかな朝の空気。
外の看板にクラシックの文字があったので、もしや?と期待しましたが、案の定クラシック音楽系の喫茶店でした。
店の真ん中には蓄音機が置いてあります。
棚にはレコードがどっさり。
古時計や絵画の飾られたアンティーク空間では、クラシック音楽が流れています。
とはいえ、ガチガチの名曲喫茶ではありません。
要望があればレコードをかけるそうですが、通常はCD。蓄音機も現在はインテリア。回していたら、中のねじ(?)が切れてしまったそうです。
壁にかかっている富士山の写真を見てハッとしました。
「ふじ越」は「富士越」なんじゃないの? 三島といえば、富士山。なんか、そんな気がしてきました。
モーニングは600円~
少し高い気もしますが、旅先のちょっとした贅沢。ワンランク上のジャムトーストセットを注文しました。
色々出てきました。これなら、650円でも高くはないですね。
ジャムのザルにはハサミ、ミルクには氷が1個添えてあります。
ご当地ジャム? 「伊豆のジャム」が2種類。
ハサミを使わなくても、切れました(笑)。それでもハサミを添える温かい心遣いにグッとしました。
こちらの営業時間は8時~20時。朝の8時から夜の8時まで。開店時間と閉店時間の数字が同じだと覚えやすくていいですよね。
お客さんのほとんどは決まった常連さんばかりだとのこと。私のような知らぬ顔が入ってくるのは珍しいそうです。東京から来たと伝えると、大変喜ばれました。
「こちらのお客さん東京から来たんですって」
外から帰ってきたマスターにも大変喜ばれました。
コーヒーをもう一杯ご馳走してくれました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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