愛知はメジャーすぎる!
わけわからない場所のわけわからない喫茶店に行くことに無上の喜びを見出す私にとって、愛知の喫茶店は物足りない。いい店に5軒入って、やっと地味エリア1軒ぐらいの感覚なんだけど…。歪んでる?
とはいえ、いい店はいい。これも認めざるを得ない事実。これから紹介する豊橋の「水鳥」は、私の歪んだフィルターをもってしてもなお、素敵としか言いようのない純喫茶だった。
愛知県豊橋市上伝馬町79
水鳥。
他では聞かない店名だけど、抒情的な印象を受ける。朝もやのかかった幻想的な湖でスーーっと泳ぐ水鳥の姿が頭に浮かんだ。
広くて渋くて、純喫茶らしい純喫茶の内装。
薄暗い店内には深紅のベルベットの椅子が並び、極めてオーソドックス。なんか愛知っぽくないような?
個性的で奇抜なデザインも面白くて好きだけど、なんだかんだで結局は、こういう教科書みたいに定番のオーソドックスな純喫茶に戻ってきてしまう。
ごめんね。ロクな写真が撮れなくて。本当はもっと見どころ色々あったし、この「水鳥」の空間にときめきまくってるんだけど、朝は撮影のエンジンがかからない。適度にお客さんがばらけてるし、心底リラックスして寛いでる様子を見てると、これは完成形なんじゃないかと思い、その雰囲気を壊すことをおそれ、撮影も控えめにこそこそ(^_^;)。
遠くから、かすかにジャズが聞こえてきた。
モーニングメニューはなかった。もしやモーニングがない店? とりあえず目覚めの一杯をとコーヒーを注文したら、「トーストと卵を付けますか?」と聞かれた。
おおお、さすが愛知!
飲み物を頼むと、モーニングサービスが自動的に付く。付けるかどうかの確認も嬉しいね。
カゴにのってるのはロールパンとゆで卵、小皿にマーマレードと……んっ?
サイコロサイズの小粒のバター。
なんで、こんなに小さいんだろう(^_^;)? こんなの初めて見た。まあ確かにバターは、これだけあれば充分だけどね。よく出てくる銀紙に包んでる四角いバターは、多くていつも残してしまう。ある意味合理的。
合理的といえばこちらも。お塩の蓋につまようじが挿してあった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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