町田の老舗クラブ「円舞之館」が昼営業の喫茶店をオープンした、という情報をキャッチ(2020年1月4日グランドオープン)。
面白そう。さっそく訪問。
東京都町田市原町田6-15-12 飯田ビルB1F
※3/2より営業時間が12:00~18:00に変更
喫茶 円舞之館
かつて町田には、「珈琲の殿堂プリンス」という純喫茶があった。
ジャングルとお城と動物園がごちゃ混ぜになった純喫茶パラダイス。2014年に閉店し、跡地は別の喫茶店になり現在に至る。
が!
看板だけ6年経った今も残っていた。さすがレジェンド!
残念なことに、だから入る、とはならない。プリンスの面影が全然残ってないみたいなので。
そのまま通り過ぎて「ロッセ」で喫茶し、その後は「喫茶 円舞之館」に向かった。
ビルの地下階段の前には店名入り玄関マット。そして、日傘をさす女性。
お店のロゴみたいで、店内のあちこちでこの女性を見かける。
18歳未満入店お断りの注意書きにひるむことなかれ。これは夜のクラブ営業のもの。昼間の喫茶は関係なし。
ここ、クラブなの?
喫茶店にしか見えない。こんな感じの薄暗いアンティーク調の喫茶店、普通にあるもの。
ステンドグラス、ロココな天井画、シャンデリア。カウンターの騎士モチーフのキャビネットあたりは夜の匂いがするものの、調度品は純喫茶そのもの。落ち着きすぎてる感じもする。
純喫茶度が高いのは嬉しいんだけど、「クラブの喫茶」のつもりで入ったので、もっと下品でけばけばしくギラギラしてて欲しかった。小樽の「ダンスクラブベルサイユ」みたいに。
そういや、私、クラブって入ったことがなかった(別の意味のクラブはある)。単にクラブが何か知らないだけかも(^_^;)。昭和のグランドキャバレーを想像してたんじゃないかという気がしてきた。
そもそも勘違い? そしたら、あれこれ求めるのはお門違いの気がしてきた。東京の駅前喫茶でこれだけ内装が充実してて広い店はもっと有難がらなければいけない。カウンターのパーテーションの大胆な曲線とか見てると、やっぱり凄い。
結局何が言いたいのか訳わからない文章になっちゃったなあ(^_^;)。
それに空いてるしね。
先客は男性のグループが1組だけ。町田駅前で便が良いのに、本当に不思議。まだ世間に知られてないのかな。そのうち穴場喫茶として話題になって混むのだろう。
タイティーが何か気になり試しに頼んでみたら、もの凄く甘い。タイの人はこんなに甘くして飲んでるの?><
土日限定のサービスとして、一口サイズのケーキも出してくれた。
若い女性店員さんから、「どうやってこの店を知ったんですか?」と聞かれた。
コースターは必見。
お冷の下には、素敵なデザインのコースター。例の日傘の女性のロゴ入り。これは、ときめきポイント! 厚みもあるし、しっかりしている。
「華麗に綾なす」のキャッチフレーズもいいね。
店内には絵がたくさん飾ってあるが、美大生やアーティストに作品の展示スペースとして提供している。そういえば、クリムトの『接吻』に似てるけど明らかに違う絵が飾ってあった(背景がとぐろを巻いていた)。これもその一環ということか。
それ以上にユニークなのは、テイクアウトのカップに似顔絵を書くサービス。Instagramで、本人とカップを並べた写真を載せていたが、どれもこれもそっくりで驚いた。
実を言うと、店の内装そのものよりも、この似顔絵カップのサービスの方に大きな可能性を感じている。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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