木曽福島の駅前には、「いかにも観光客向けの店」が横一列に並んでいる。
喫茶ができる店は?
「くらの屋」で、帰りの電車までの時間調整をした。
長野県木曽郡木曽町福島2012-6
2Fの案内があるのに、なぜか喫茶席は1階。
間違った(-_-;)?
なんかお土産屋さんの片隅喫茶っぽい。
でも、椅子とかテーブル、パーテーションは純喫茶そのものだし。ここでいいか…。
食事メニュー豊富なお食事処的なメニュー構成。
ケーキセットは780円だし、ホットコーヒーが380円。観光地にしては良心的な値段。
木曽の郷土料理・五平餅もある。
チリーン♪ 呼び鈴を鳴らして注文。
呼び鈴って、やけに純喫茶っぽいよね? よくよく考えると、呼び鈴がある純喫茶なんてほとんどないんだけど。
ドン!とガム登場。
コーヒーフロート
もし、ここで店を出ていたら、「くらの屋」を「くらの屋」として認識することもなく、「いかにも観光客向けの店」で終わり、思い出すこともなかっただろう。
やっぱり2Fなんだよね。
喫茶しながらずっと「2F↑喫茶とお食事」を見上げていた。黒いレースのカーテンの向こう側が気になる。
ラッキーなことに、トイレは2階。
1階よりこっちの方が純喫茶っぽい!
今はもう使ってないのか、物置状態だったが、片づけたら2~30人の団体客が入れそうな広さ。バーカウンターもある。窓からの眺めも良い。
昔はここも客席として使ってたんだろうね。その時に来たかった! 当時なら、「喫茶純」もやってただろうし、「喫茶すみれ」も……(-_-;)。
お手洗いの壁と床は、典型的な昭和レトロのタイル。
「観光ですか?」
改札の前でぼんやり駅前風景を眺めていたら、観光地には似つかわしくないスーツ姿のサラリーマンから声をかけられた。
「もしよかったら、タクシーチケット貰ってくれませんか?」
4000円分のタクシーチケットだが、期限は明日まで(木曽限定)。名古屋方面から仕事で来て、これから帰るので、このままだと無駄にしてしまうから使って下さいという話。
「使わなければ捨ててもいいですから」
ポンと手渡して、そのまま改札を入って行ってしまった。
惜しい! もっと早ければ、上松の「レオ」の往復で無駄に歩かなくてすんだのに。タクシーチケットを恨めしげに眺めながら、木曽福島を発った。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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