木曽福島で一番好みだった喫茶店「プラタナス」を紹介。
長野県木曽郡木曽町福島5158
外観は地味で、看板も目立たない。
だからあまり期待してなかったんだけど、いざ入ったら想像以上の純喫茶空間で素敵だった。
ここはいい!
薄暗くて雰囲気のあるザ・純喫茶な空間。
オーソドックスだけどスペーシー。落ち着くけど、ときめく。
茶系の椅子、透け感のあるレースのカーテン、窓の両脇に束ねた厚手のカーテン。基本はオーソドックスだが、照明が冒険してて、ミッドセンチュリーっぽいオレンジ色の照明がマニア心をくすぐる。
その上、カウンターにはスペーシーな丸い照明もある。
なんか宇宙人みたいでしょう? 古いものだと思うけど、時代を先取りしすぎたのかな。今でも充分新しい。
中に居るのが、おばあちゃんマダム。そのギャップにも萌える。
テーブルにはちょこんと可愛い野花。
近くで摘んできたのかしら。このさりげなさが嬉しい。
「何にしますか?」
えっ! いきなり? メニュー出てくるのを待ってたのに。純喫茶はいつだって唐突><
メニューは壁に貼ってあった。
コーヒー、紅茶、ジュースのドリンク各種、ナポリタン、オムライス、ピラフ、サンドイッチ等軽食もあり。山菜ピラフに木曽らしさを感じる。
しかし、私が食らいついたのはゼリー。
コーヒーゼリー、紅茶ゼリー、ワインゼリーの3種類。
長野らしさと珍しさで、ワインゼリーを注文。
ところが…
「ワインゼリーはやってないんですよ」
えーーそうなの? ガッカリ。
ワインの所だけ消してあった。現在ゼリーはコーヒーと紅茶の2種類。
コーヒーゼリーにした。
涼しげなガラスの器で登場。コーヒーも同じカップ&ソーサーなのかな?
毎度のこと悩むのは、飲み物。
コーヒーゼリーを作るくらいだから、きっとコーヒーも美味しいはず。でもさあ、コーヒーゼリーって、コーヒーを固めたものだよね。気分的に、ホットコーヒーとアイスコーヒーを2つ頼むのと変わらないんだけど(-_-;)。
だからって、紅茶も変だよね?
コーヒーと紅茶はカフェインの量が同じだと聞いたことある。これも結局コーヒーを2つ頼むのと変わらない。
できたら全然毛色が違うものが良いよね。甘いものか、酸っぱいもの。
ってことで、安直にレモンスカッシュ。
ただ、これもどうだろうね……。別に変じゃないんだけど、ベストと言えるほどの組み合わせでもない……。
もしかしたら案外、これまで頑なに拒んできた、「コーヒー&コーヒーゼリー」の組み合わせが一番なのでは?
横断歩道の信号機から、カッコウ音が流れてくる。
ここは木曽福島の市街地で、交差点の角にあり、交通量も多い。しかし、この店の存在などないかのように、観光客は通り過ぎていった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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