この日は根津から鶯谷へ。
さらに勢い余って、三河島まで。徒歩で移動。
谷根千、ラブホテル街、コリアンタウン。
一見バラバラなカテゴリーだけど、隣合わせともいえる距離感。
三河島のアーケード付き商店街は
シャッター街までとは言わないが、活気がなく寂れていた。
そこで見つけたのがこちら。「喫茶 梨香 (Licca)」
東京都荒川区東日暮里 3-43-10
入口に「営業中」の札があるにもかかわらず、扉を押しても引いても開かない。どうしたことか? とりあえず諦め、1時間後に戻ってきた。だって扉からのぞいた店内の様子がとっても好みだったから。
扉を開けると、品の良さそうなマダムが奥から出てきた。胸に小さくLiccaと名前の入ったエプロンをして。
店内はゴージャス。ちょっと感動したよ。そう広くはなかったが、マダムの世界観がぎっしり詰まっていた。
天井の豪華なシャンデリア。数々の美しい照明。赤のベルベットの椅子。と白いカバーのかかった背もたれ。壁にいくつも飾られた鏡には美しい細工の縁取り。そしてなによりも印象深いのが鮮やかな青と黄色の熱帯魚。熱帯魚の水槽がある純喫茶はいままで色々見てきましたが、これだけ立派なのは初めてです。
客は私だけ。窓際の席でコーヒーを。その間、マダムはカウンターの近くの椅子にちょこんと腰掛けてて可愛かった。
帰りに店内の写真を撮りたい旨伝えたところ快諾。「ここから撮ると良いですよ」とアドバイスまでもらう。
聞くと、マダムはこの喫茶店をかなりのお気に入りで(分かる!!!)、店内に置かれている装飾品・置物にそれぞれ愛着を持ってるとのこと。お客さんからの頂き物もかなりあるのだそうだ。
左下の珊瑚風な白いオブジェ(というのか?)は魚の骨製なんだって。他にも大きな亀の剥製もあったり見ていて飽きない。
おっと、最後に。1回目閉まっていたと書きましたが、その間、マダムは歯医者に行ってたんだそう。だから、もし偶然にも私と同じく扉を押しても引いても開かないときは再チャレンジしてみてくださいね!!!
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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