ある日、急に暇な一日ができてしまった。
そこで思い浮かんだのが佐久市。今まで行ったことないし、気になる喫茶店も何軒かある。
嘘みたいな本当の話なんだけど、いざ行こうと思って調べ始めて1時間後、「夜が待ち遠しい」の方から、佐久市の情報がメールでどっと届いた。
あの人は超能力者か?
それによると、岩村田が特に良かった、とのこと。
そうなんだ! 岩村田はもちろん行くつもりだったけど、そんなに長くいるつもりじゃなかったが、岩村田に比重を置く計画に練り直した。
そして、考えてもいなかったエリアの情報もいただいた。
それが今回紹介する相生町交差点の南東エリア。岩村田本町商店街よりも駅から離れている。
【追記】これから紹介する相生町交差点の南東エリアには、「岩村田天神堂商店会」という名称がありました。
まず一軒目が「割烹食堂 双葉」。
えっ! ここ? それが第一印象。あまりにも外観がそっけない。
「割烹」ってのもね>< なんか敷居が高い。
外観からは想像できない内装、不思議な雰囲気。
洋食店のようでもあり、純喫茶のようでもあり、食堂のようでもあり、居酒屋のようでもある。
ただ、なんかこの感じは好き。ありそうでなさそう。壁にかかってるイラストの女性の髪型がパンチが効いていた。
少しお値段高めな気もしたけど、オムライスはオーソドックス昔ながらのタイプ。固い薄焼き卵でくるんだもので美味しかった。
この一帯には「天神堂」という名前の街路灯が立っているが、昼間から営業している店でも、夜の匂いがした。元は歓楽街だったような、艶めかしさがどことなく漂っていた。
純喫茶風のそそる外観の「ニュースナックゆみ」
隣は「スナック野ぎく」。
ここは、ちょっといかがわしいのかな……(憶測100%)。ハートマークがね…不純喫茶っぽいというか…ああ、スナックだから不純喫茶じゃないか(独り言)。
それにしても真昼間なのに歩いてる人が全然いない。やたらスナックが多いけど、夜になれば人が集まってくるのかしら。
ここも純喫茶風外観の「中国料理サンスイ」。
喫茶店だったら迷わず入るところだが、オムライス食べた後じゃね。後日入店した方から、店内も喫茶店風だと聞いた。
「秋山クリーニング店」
ここも元は純喫茶だったんじゃないかと疑ってしまうほど、純喫茶要素満載。ストライプの庇、スモークのドア、タイル装飾の外壁。
隣にある建物との隙間には、アプローチっぽいテントがあった。
えーと(^_^;)。これはさすがに純喫茶でしょ?
…と思ったら、
パソコン教室だった。
えーー! こんなパソコン教室あるの?
パソコン教室ならもっとパソコン教室らしいどうでもいい建物でいいのに!
いい加減、今度は騙されないよ! どうせここも純喫茶じゃないんでしょ! (そろそろキレ気味)
案の定、「酒房うれし村」という店。
でも、看板と庇が新しい感じからして、元は別の店だった雰囲気もする。
県道138号線で見かけた手作りの周辺案内図を見ると、「コーヒーマリモ」の位置にある。もしかしたら、少し前までマリモという喫茶店で、居抜きの可能性も?
ロマンチックな「美容室ヨダ」。いいね~ここも純喫茶風で…。
ハッ! ここでふと我に返る。
そうそう、こうはしてられない! いつまでも純喫茶“風”に翻弄されてる場合じゃなかった。本物の純喫茶に行かないと!
「夜が待ち遠しい」の人から、「コーヒーショップ花星」という純喫茶をお勧めされていた。住所からいうと、この辺のはずなんだけど……
さっきからこの辺ぐるぐる歩き回ってるのに、全然それらしい店が見つからない。
ひょっとして、あれ?
なんか、もの凄くどうでもいい感じに家っぽいんだけど…><
それにドアに何か貼ってある……。嫌な予感。
忌中のお知らせ。
おお……なんてこと。一足遅かったか。
しかし、それは考え過ぎだった。ある方から現在は無事営業しているという情報をいただき、再度こちらを訪れた。良い意味で外観のイメージを裏切る、とても素敵な空間だった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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