東京都葛飾区亀有2-18-4
2019年8月末閉店
正式名称は、「カフェテラス 洋子」。
もの凄く入りにくいし、4年前の事を思い出すと気が重いけど、「営業中」というのは単純に嬉しい。
さて、入店。
ええっ! 店内真っ暗? やはりここはスナックなの?
(冒頭の写真を撮ったのは帰り際)
引き返した方がいいのかな…。戸惑いながら入口付近で立ち往生。
そんな心のうちを見透かされたのか、絶妙なタイミングで店内の明かりがついた。
なんとまあ、艶やか!
最大の見どころは、天井から壁までを見事に覆いつくした、光沢を放つベルベット。いや~、ベルベットというよりチンチラか? (違い分からず)
同行者曰く、「ベルベットは高級感があるけど、洋子の場合は絨毯だと思う」。なので、やっぱり絨毯なのかしら。
まあ、そんなのどうでもいいか。
壁には大きな金色の扇子。
ギラギラ感が倍増。思わず後ろにのけぞっちゃったよ。
その筋の事務所に飾ってても違和感なし。一歩間違えれば悪趣味だけど、個人的にはかなりのツボ。
ブランデーグラスと矢
カウンターには洋子の提灯。
そして、中にいるのは……
洋子ママ!
やっぱりママの店だったんだ。
これは、ヤバい。素敵な意味でヤバい。お水感満載だし、場末のスナッキー感が半端ないし、純喫茶の定義も大きく揺らぐけど、もうそんなのどうだっていい!
こういうの大好き! 最高だよ、洋子。
可愛らしい面もある。
てるてる坊主がぶら下ってるんだよ……。
母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?
メニューにはなかったけど、試しにコーラを頼んだら、出てきた。
「かき餅作ったのよ。美味しいでしょ?」
お茶請けにママさんお手製のかき餅を出してくれた。カチカチのげんこつだったが、たしかにそれは凄く美味しかった。
ママさんはフレンドリーだが、いい意味でこちらに無関心だった。
絶対常連さん以外違和感ありまくりなのに、普通に受け流してるというか。大らかというか一切動じない。ずっとカウンターからテレビを見てた。
内装だけではない、不思議な居心地良さがあった。
あとがき
元はスナックで喫茶店になってから40年だとお聞きしたが、洋子は8月末に閉店(ドドメ色さんのInstagramからの情報)。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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