土曜日の営業時間は11時から13時までの2時間。
結構ハードルが高い。でも、ここは本当に素敵で、キッチン~と言いつつ、店内の雰囲気は完全に純喫茶だった。
(隣のビートルズの庇の「jam9」も気になる存在)
東京都千代田区神田紺屋町46
閉店
以前、一度だけ営業時間外に下見に来たことがあったけど、この辺あまり土地鑑がないので、結局は地図を見ながらもう一度探すハメになった。
そのせいで、間違って裏口から入ってしまった。
なんかおかしい…と思いつつ。
狭いカウンター席があって、「ええーここ?」みたいな(笑)。一瞬引き返そうとしたら、まだその奥があり、広々として素敵な空間が広がっているのだった。
これよ、これ! 求めてたのは、これ!
絵本に出てきそうな、物語性のあるアンティーク空間だった。
都内で、初めて入る喫茶店だったら、このレベルにはまず出会えないだろう。
赤い椅子と赤いギンガムチェックのクロスの調和が素敵だし、色褪せたドライフラワー、年季が入った煉瓦の壁。見どころが多くて、あちこちキョロキョロ。
なんといってもこの薄暗さよ!
キッチンを訳すと台所だが、そんな庶民の生活ではなく、特別な非日常感がある。これはもう喫茶店でいいと思う。
メニューにはビーバーのイラスト。
どれにしようかな~?とカウンターの上を見上げていると、ママさんから、「土曜日はランチだけです」とその隣にあったメニューを指さした。
Bのハンバーグ・海老フライ・目玉焼き(1000円)の方にした。
この内容だと割高に感じた。神田だと安くて美味しい店も多いから余計に……。この辺で働いてる人が客層の中心だと思うけど、ランチで1000円はなかなかキツイよね。それとも、長年通い続け今は偉くなってお金の心配がないお客さんをたくさん抱えてるのかしら。
閉店間際になり(そもそも2時間しかないので)、他にお客さんがいなくなったので、店内撮影タイム。
最初はママさんも笑っていたが、そのうちに「撮るねえ(苦笑)。そんなに撮るとこある?」と途中から呆れ顔に……。
店の外には、排水管の下にトマトケチャップの空き缶が置いてあった。受け皿?
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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