キャノン、キャノン、ニューキャノン。
隅田川を挟み、浅草と東向島にある3軒の純喫茶キャノンの系列店。このうちニューキャノンだけがずっと未訪問のままだった。タイミング悪くフラれ続けていたからだが、今回意図せぬ形で入店できたので、その報告を。
東京都台東区浅草7-5-7
意図せぬというのは……
これまでのように狙っての訪問ではなく、別の喫茶店に向かう途中で、まだ残ってるか(閉店してないか)確認しようと、吉野通りからわき道にそれてみたところ、なんと営業中!
あれだけ曜日も時間を変えても頑として閉まっていたというのに、何も考えてないときに限って開いてるんだから!
喫茶店とは、かくも気まぐれな存在である。
この機会を逃したら2度と入れない気がする。急遽予定を変更し、念願のニューキャノンに入店。
モーニングサービスは10時~11時30分。珈琲、トースト、ゆで卵で350円。安すぎる!
あーあ。知ってたら、真っ先にここ目指したのに。残念ながら、他の店でモーニングした後だった。
奥行きがあり、外から見るより広い店内。
店主が面白い形をしたレトロなゲーム機のテーブルに座ってテレビを見ていた。先客はゼロ。
外観に比べると、内装は普通。事務所にあるようなパーテーションで席が区切られてて、装飾は少ない。個性的な形をした3台のゲーム機だけが、純喫茶らしい調度品だった。正直、いつもだったら物足りなさに拍子抜けするところだが、7年越しの念願叶っての訪問なので、感動の方が大きかった。フラれ続けることにも意味はあるんだなあ、入れただけで満足。完全に自己満足の世界。
メニュー表は、東浅草のキャノンと同じ紙ナプキン入れを兼ねたもの。
近くにある喫茶あかねのママさんから、こちらはキャノン店主の息子さんの店だと教えてもらったが、たしかに共通点はある。
暑かったのでソーダ水を注文したら、「モーニングは付けますか?」と聞かれた。
コーヒー以外でもモーニングが付くらしい。
この後にも喫茶店に行くつもりだったので辞退したのだが……
ソーダ水と一緒にヤクルトも出てきた。
「モーニングの代わりです」とマスター。
ええっ! なんてサービスいいんだろう。
しかも、ヤクルトはヤクルト風の乳酸菌飲料ではなく、純性のヤクルト。
私なんて、ヤクルトでなくヤクルト風を買っているというのに(笑)。だって値段が全然違うんだもの。本物のヤクルトって倍くらいするから。
お腹がいっぱいでも、ヤクルトなら別腹。ソーダ水を飲む前にヤクルトを一気飲みした。
ちなみに、ヤクルト350円というのもメニューに有。
「ご自由にお取りください」コーナーに、ウェットティッシュが置いてあった。こちらも有難く頂戴した。
エムケイ
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コメント
ズッキー
ニューキャノンとキャノン以外では見かけたことがないような。
このあたりの純喫茶はテーブル筐体が置いてあるお店が多いですね。
2019/08/22 URL 編集
エムケイ
私が行ったのは6年前なので、記憶ないです。
当時撮った写真も、こっそり自分の席から撮ったものしかなく、そこにはうつっていない。
でも、東向島のキャノンを見返したら、同じタイプのテーブル筐体がうつってました。
キャノン一族でメニューから、テーブル筐体からお揃いにしたんですかね。
浅草はテーブル筐体率が異常に高いですよね。
2019/08/23 URL 編集