佐渡から戻ってきてすぐの週末。
刺激よりは癒し。開拓よりはリピート。展開が読めない妙な喫茶に入る気力がなかった。
確実で安定した喫茶店を求めて、大森の有名店「珈琲亭 ルアン」を訪問した。
東京都大田区大森北1-36-2
ファザードには、馴染みのステンドグラス風の異人さんの絵。
ボリウムたっぷり。ボリュームじゃなくて、ボリウム。
こちらの看板も。技術と書いてウデと読ませるセンス。木が邪魔……。
お目当ては13時までのモーニング。
お客で賑わう1階をすり抜け、薄暗い階段を上り2階へ。
奥のカウンターの前に座ったのは初めて。2階には来たことあるけど、階段付近にしか座ったことがないので、新鮮な眺めだった。
あと、奥の奥に隠れた席があったことにも驚き。L字型だったのだ。
出発間際のモーニングセット。コーヒーか紅茶だけだと思い込んでいたが、実は飲み物はなんでもOK
珈琲亭ルアンのモーニングサービスのシステムは、飲み物代+100円でトースト、ゆで卵付き。
何回も来てるはずなのに、初めて知った(^_^;)
コーヒーじゃなくてもいいなら、せっかくの機会だし、別の飲み物にすれば良かったかな? だけど、ここは本格的なコーヒーの店だし、なによりも朝はコーヒーが飲みたい。コーヒーという選択しかない。
ただ、コーヒーの種類が多すぎるのが悩ましい。あれもこれも目移りして逆に決められなくて、無難にスペシャルブレンドコーヒーにしてみた。
銀のトレイに乗ったクラシカルなビジュアル。透明のプレートで、位置が細かく区切られていた。
コーヒーは言わずもがなの安定した美味しさだったが、特に期待してなかったトーストが意外にも自分好みで嬉しい。むぎゅっむぎゅっとして食感がペリカンに似ていた。
トーストの下には店名入り紙ナプキン。
静かに抜き取り持ち帰った。
両手で持てるシュガーポット。
「香りと雰囲気をお楽しみ下さい。」
伝票の裏には、小粋なメッセージ。コーヒー推しの店の伝票には、メッセージや詩が書かれている率が高い。
帰り際に、色褪せたレトロ色のアイスウィンナーコーヒーの写真を見つけて、こちらにすれば良かったと軽く後悔。
次回は忘れずに本日のサービス品をチェックしよう。
最後に、遠くから見た珈琲亭ルアンの写真。
こちらは2014年4月に撮ったのもの。ルアン自体は今もほぼ同じ姿だが、周りの風景が少しずつ変化している。いい意味でごちゃごちゃしていた看板が消えてるのが少し寂しい。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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