佐渡2日目。
両津から路線バスで1時間かけ、佐渡金山のある相川へ移動。
佐渡喫茶お馴染みのパターン(-_-;)。
外観(色)は微妙だが、中はとても素敵。「カフェ・ド・カトレア」でモーニング。
新潟県佐渡市相川羽田町67
黒いレースのカーテンが色っぽい、綺麗目な正統派。
店内はそこそこ広く、L字とU字の中間型。カクカクした建物の形にそって、店内も緩やかにカーブしていた。
天井には、ジグザグの照明。
ギラギラと派手な鏡張りで、そこだけ切り取ればキャバクラだが、全体を眺めると、純喫茶としてまとまるから不思議。とても良い雰囲気。
テーブルにはさりげなく生花。
メニューがファミレス風のラミネート加工。厳かなクラシック音楽が流れるこの空間には、クラシカルで重厚な革張りのメニューの方こそが相応しい。
あと邪魔なのは、ランチョンマットかな……。引き剥がしたい気持ちを抑えるのにも苦労した。せっかくコーヒー豆を敷き詰めていて素敵なのに、ほとんど隠れてしまっているからだ。
「珈琲の家」を名乗るだけあり、コーヒーの種類は色々あった。場所柄か、「金箔コーヒー」(750円)というコーヒーもあった。他の観光地でも見るけど、なんで金箔なんて食べるの? 美味しいの?
メニューを眺めるのは一つの儀式だが、頼むものはすでに決まっていた。外の幟で見ていたモーニングセットを注文。
ザルに乗ってトースト登場。
パン2枚分。マーガリンとマーマレード付き。
コーヒーは海のような味がした。
ひょいと外を眺めると、窓の下には黒猫。
前日の喫茶店ボヌールを含め、佐渡では猫をよく見かけた。猫は離島によく似合う。
店の真ん中に座り珈琲を飲んでいた男性がマスターだと知ったのは、後から入ってきた常連のお客さんに席を譲り、コーヒーを出した時だった。
「佐和田は地震の被害が大きかったみたいだね。○○さん(個人名)の所とかさあ……」
佐渡は地震の影響は全然ないと思っていたが、少なからぬ被害があったことを、ひっきりなしに喋り続けるお客さんの会話から知った。
隅っこに隠れるようにしてひそむ看板を発見。なぜかベルの絵。
小雨の中、外では朝市が行われていた。
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