知手団地入口にある「ローハイド」。
ここ、本当に神栖? メキシコ国境近くの砂漠に放り出された感じ。
灼熱の太陽の下が似合う、白く乾いた外観。サボテンとの絡みが良し。渋くてカッコいい。
茨城県神栖市知手中央3-1-10
残念ながら、生憎の薄曇り。晴れていたら青空とのコントラストで、魅力は倍増するに違いない。
2色使いのファザード。
真正面だけでなく、側面まで繋がっている。それも単に色を塗ったものではなく、上中下と3段の段差になっている。
この無駄な凝り様に、私はイケイケドンドンの高度経済成長期の面影を見てしまうのだが、実際のところいつ頃造られたのかは不明。
ステーキレストランと言いつつ、内装は完全に純喫茶。
街中で見かけた地図の店名は、「ステーキ&コーヒー ローハイド」だったので、純喫茶の一種ではないかと(←半ば無理矢理・笑)
ちなみにパーテーションの煉瓦は壁紙。
素敵だなと思ったのは、シックな褐色のペンダントライトと、西日色に染まったふんわりカーテンの窓辺。
お昼の12時に入店。ランチのお客さんで、ほぼ満席の大賑わい。作業着姿の男性客が多かった。工場が近いしね。
カウンター内では、マスターは調理で大忙し。ママさんは注文を取ったり料理を運んだりで、カウンターと客席を行ったり来たりしている。
喫煙者が多いのか、タバコの煙で白くモヤがかかっていた。
落ち着いたムードとは言い難いものの、1人で4人掛けテーブルを使わせてくれたり、居心地は良かった。
メニューはステーキが目立つものの、それ以外も普通にある。生姜焼き、鮭のソテー、ハンバーグステーキなど。
ハンバーグステーキ定食。
ハンバーグは普通に美味しかったが、付け合わせがやけに美味しかった。特にほうれん草のソテーにハマってしまった。もっと食べたい……。
ご飯の炊き加減も良い。味噌汁の味付けはやや濃い目。健康を考えてか、麹が入っていた。
ここでも、火力発電所。
どこまでもつきまとい、鹿島臨海工業地帯を常に意識させられるのだった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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