季節感のない記事をもう1つ。
冬に夏のことを書くのは空々しいが、季節を合わせて夏まで待つと、閉店している可能性も高まるので、とか言っちゃいけないか…。とにかく自分にとってUPするのは今このタイミングなのだ。
東京都北区滝野川6-61-16
「みやま」は、板橋駅から巣鴨方面に向かう長い一本道にある。
同じ通りに、以前とは雰囲気の変わった「ロリー」もある。
用賀の「ルモンド」もだが、こちらも純喫茶巡りを始めたばかりの時期に訪れた店で、当時はそれほどの店とは思っていなかった。少なくなっていたとはいえ当時は凄い喫茶店が都内にもゴロゴロあったからだ。
しかし最近になって各所でこれらの店の写真を見るようになると、あの頃と全然印象が変わった。あれ? こんなに素敵だったっけ? 急に輝きを放つようになった。
み・山なのかな? 山の形のロゴマーク。流れるような、みやまの字がいい。
ドアの脇には食品サンプル。
内装は変わっていない。
…ような気がする。あくまでも薄くなった遠い記憶と照らし合わせての話。喫茶店巡りを始めた頃は、緊張して滅多に店内の写真を撮らなかったので(撮れても下手すぎて最初から諦めてた)、検証のしようがない。椅子の色がこんなに明るい色ではなく、紺とか地味な色だったような記憶もあるけど。果たして。
いずれにせよ当時はなんてことなかった店内風景が、今ではとても味わい深く感じる。
スモークのドアを内側から見るフェチな私。壁に掛かっている鏡にも映りこみ、眺めをWで楽しめる。
ドアの文字が反転⇒鏡はそれを反転⇒外から見るのと同じ。という構図。
御品書は、あんみつ、みつ豆を始めとする和風甘味が中心だが、ソーダ―フロート、チョコレートサンディーといった洋風の喫茶メニューも紛れている。
(だからここは喫茶店なんだよ、と言いたいだけ)
そういえば、入るときチョコレートサンディー見たけど、単なるチョコレートアイスじゃない?
裏面は夏には嬉しいかき氷。
喫茶店のかき氷には当たり外れがあるけど、甘味処のかき氷って大抵美味しいんだよね。
左があんみつ(同行者)、右がいちごミルクのかき氷(私)。
サクサク、ふわふわ。口の中で優しく溶ける。
イチゴシロップとねっとりとした練乳が絡んで最高だった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
いわし
ちなみにロリーは喫茶店と鮮魚居酒屋の二毛作になったんですよ。しかも居酒屋時間の評判はいいらしい。そうなってから行っていないので、あの無駄に重厚な雰囲気がまだ残ってるのかわからないのですが…一度行ってみようかしら。
2019/01/28 URL 編集
エムケイ
数年前に閉店したというのは、この「みやま」のことですか?
最新は知りませんが、私が訪れたのは昨年夏です。
まだやってると思いますよ、多分。
タコ焼きが美味しいのですね。
ロリーは、行きたくて何度かトライしてますが、タイミング合いません。
いつだったかも午後5時前に通りかかったら、「準備中」になってました。
夜の鮮魚居酒屋にそなえての準備中だったのかしら?
ロリーの雰囲気はとても好きで、でもうまくそれを表現できないでいたのですが、「無駄に重厚な雰囲気」!
そう、そんな感じです、無駄に重厚な雰囲気(笑)。
2019/01/28 URL 編集
coffee sugar
季節外れのかき氷ですが、すごくおいしそう!
色がすっかり変わってしまったレモンティー?のサンプルも、ガラスの小鳥も。
なんだか見ていて楽しい☆☆
レモンティーはもはや全く別の飲み物になってしまっていますね(笑)
山が三つのみやまのロゴもいいですね。
ただいま季節は冬のど真ん中ですが、かき氷でクールダウンしているエムケイさんが想像できました♬
あんみつか、それともかき氷か・・・
私はそのどちらかを選ぶのに10分は悩んでしまいそうです(笑)
2019/01/29 URL 編集
いわし
ロリーの、深緑色のベルベットのソファとカーペット、あの雰囲気素晴らしいですよね。板橋に似つかわしくない笑
2019/01/30 URL 編集
エムケイ
> 山が三つのみやまのロゴもいいですね。
おお! みやまの由来はそこですね。三山ってところですかね。
2019/01/30 URL 編集
エムケイ
でもあれから何カ月も経ってるし、自信ありません(笑)。
ロリーの雰囲気、板橋では稀有ですよね。
何年も前ですが閉店した、『無駄に夜景』な純喫茶宝石の方が板橋らしかった。
あそこもすごく好きでした。
2019/01/30 URL 編集