倉吉でシュールな景色に出会った。
倉吉銀座商店街のメインとなる県道205号線と南北に交わる打吹公園通りにある「みのはら時計店」の看板が、じっとこちらを見つめていた。
つげ義春の世界?
クラゲにかまれ静脈を切断された主人公が、医者を求めて街中を彷徨う。しかし見つかるのは目医者ばかり。『ねじ式』の一コマが頭の中によみがえった。
真昼間なのに人気がなくて、まるで白昼夢。
すべてお見通し、と言いたげな眼差し。
建物はボロボロに崩壊していて、
壁は崩れ、
看板は倒れたまま。
もしかして鳥取中部地震のときに被災して、放置されたままなのかな?
建物の隙間の細い路地には、熱海にあった素敵な純喫茶と同じ店名の「月ヶ瀬」。鉄板焼の店らしい。
隣はクラブ「ボンヌール」。真ん中を貫く螺旋階段が印象的だった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント