天神橋筋商店街にある「珈琲 グランプリ」を訪問。
奈良県大和高田市本郷町6-27
ショーケースには、程よくレトロな食品サンプル。高低差がある棚にバランスよく並んでいる。
本日のサービスの案内。
(よく見ると、サービース)
玉子サンドセット、コーヒー、アイス・クリーム。これで600円とは安い。
カウンター中心でこじんまりした空間には、赤いライト、赤のクラシカルな車のイラスト。
事前に写真で見ていたが、そのままの空間だった。
どこに座ろう?
いつもの事ながら、お店の人と距離が近いカウンターは反射的に避けてしまう。
小さなテーブル席もあったので、こちらに座った。ただ荷物の置き場がなく困っていると、その様子を見たマスターからカウンターを勧められ移動。
「ご注文は?」
えー! メニューは?
ここもメニューがないみたいだ。奈良の喫茶店はメニューがない店が多い。
マスターが口頭で読み上げた。コーヒーといくつかのドリンク(紅茶とミルクだったっけ?)、思い出したようにクリムソーダと最後に付け足した。
「もし何か食べたかったら、玉子サンドセットもある」と勧められた。
さっき外で見た「本日のサービス」のことだろうか。夕方近いのに。1日中やってるのかしら?
お腹は空いてなかったので、クリームソーダを注文し、お手洗いの場所を聞くと…
近くの公園のトイレを使うように。綺麗だから、と。
綺麗情報は必要か? いや大切か(笑)。じゃあ、ちょっと行って来ようかな。
一回店を出て、教えられた通り商店街を真っすぐ歩くと、たしかに綺麗なトイレがあった。
店に戻ると、クリームソーダが置いてあった。暗めの濃いグリーン。
言葉のせいか、関西の喫茶店でお店の人と話すと、必ず「この辺の人じゃないでしょ?」と言われる。どうやらマスターは話し好きな方のようで、どこから来たのか? 今日はどこに泊まるのか? なぜ奈良に来たのか? 興味深々に色々聞かれた。なるべくなら喫茶店巡り目的ということは伏せておきたかったが、カウンターに座ったのが運の尽き。とうとう『47都道府県の純喫茶』を見たことを始め、色々話す羽目になってしまった。
話の終わりが見えない(笑)。
私にはまだまだ行くべき店がある。どうやって話を切り上げるべきかと考えていると、
「どうする? 入る~?」とか言いながら60~70代の女性4人組が入店。
「何か食べるものあるかしら~?」「玉子サンドセットがありますよ」「どうする?どうする?」4人で相談開始。
「結構玉子サンドはお腹に溜まりますよ」「じゃあ玉子サンドで」話はまとまった。
「ところでトイレはどこかしら?」
あ、その質問は(笑)?
「えーー公園のトイレ?」。戸惑ってるマダム群に対してすかさずマスターが一言。
「そんなんトイレ行って戻ってくる頃には(玉子サンドが)、出来てるからちょうどいいですやん」
「そうねえー じゃあ行ってくる」
マスター、流石! 流麗なあしらいが芸術的。狭い店内は一気に賑やかになった。
大和高田ではもう1軒入ってるが、3カ月たち印象が薄れたので省略。
その後、高田市駅近くの片塩商店街の純喫茶「みやけ」にも行った。ところが一歩遅く閉店していた。とても楽しみにしていた店だったので残念だった。
コメント
ぴろりーぬ
関東の喫茶店、昔住んでいたので懐かしいなぁと思いながらいつも見させてもらってます!これからも素敵な投稿を楽しみにしてますね😄
2018/07/25 URL 編集
エムケイ
ぴろりーぬ様は奈良に住んでいらっしゃるのでしょうか?
奈良県もまだ回りきれてない場所(和歌山近く)などもあり、また行きたいと思います。
2018/07/28 URL 編集
ぴろりーぬ
奈良にずっと住んでいましたが、今は兵庫県です!なので、中部・近畿・四国・中国を中心にまわってます☕
ただし、関東の方が長く住んでいたのでもともとはそちらを中心に巡っていました。エムケイさんの投稿は関東が多いので、すごく懐かしく思い楽しく見させてもらってます(*≧∀≦*)
2018/07/29 URL 編集
エムケイ
中部・近畿・四国・中国を中心ということですが、なかなか広いエリアを回っていらっしゃるんですね。
四国と中国はあまり回れてないし、知識もないので、羨望の眼差し。尊敬します!
2018/07/31 URL 編集